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アリババ会長、「韓国型のアリペイを作りたい」

    マーユン(馬雲/ジャック・マー)アリババ会長は19日、ソウル市龍山区のハイアットホテルで記者懇談会を開き、「アリペイとともに、韓国人にピッタリのコリアンペイを作っていく韓国のパートナーを探している」とし、韓国のフィンテック(FinTech)市場への進出を宣言した。

    アリペイ(Alipay/支付宝)は、世界1位のオンライン流通企業に成長したアリババ(阿里巴巴集団)の、オンライン金融・決済サービス会社だ。 8億2000万人の会員を抱えている、中国のオンライン決済市場の過半を占める「フィンテック恐竜」企業だ。現在、アリペイは韓国内で中国人旅行客を対象に決済サービスを行っているだけで、韓国人を対象に別途の事業は行っていない。

    マーユン会長は、「金融分野はインターネット環境の変化によって天地開闢を経験しており、今後10年以内に、世界の金融市場に大きな変化があるだろう」とし、「韓国の金融分野もこの変化に合わせて(私たちと一緒に)コリアンペイを作るなら、大きな成果を出すことができるだろう」と明らかにした。

    マーユン会長は、コリアンペイを作るために韓国企業と手を握ろうとする背景について、「韓国内では韓国の方式や文化を理解し、運営できるパートナーが必要だ」と説明した。

    アリババが持っているビッグデータやクラウド技術と、金融分野内でのフィンテック技術を接ぎ木して、韓国内にぴったり合う形の決済サービスを構築するというわけだ。 11年間のフィンテック・ノウハウを持つアリペイが国内フィンテック市場を本格的に攻略するならば、まだ始まったばかりの国内フィンテック産業には大きな打撃になると思われる。

    マーユン会長は、韓国の物流サービスにも大きな関心を示した。マ会長は「韓国と全世界をつなぐための物流システムを構築したい」とし、「韓国現地の多くの物流企業と協力して、データと技術を融合させた次世代の技術を発展させていきたい」と明らかにした。
  • 毎日経済_イ・セボム記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2015-05-19 17:44:56