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ガムは吐き出し、グミを噛む大韓民国

ガム噛むと顎が角ばると避け…グミはデザートとして脚光浴びる 

    ガムが売れない。経済が苦しかった時代に、国民のおやつと言われるほど全国民が好んでガムを噛んでいたが、最近になってガムの売上が減っている。一方、子供のおやつと思われていたグミは恐ろしいほどに売れ、ガムを代替する様相だ。

    3日、コンビニのGS25によると、ガムの売上高は毎年減少していたが、今年に入って小幅逆伸長しているのに対し、グミ関連の商品は2012年から大幅に増加して毎年2倍近い売上高の増加勢を見せている。2010年のガムの売上高は、前年比64%も伸びたが、昨年には1.8%、今年に入っては、先月27日までの売上高成長率が前年より2.2%も減少した。

    一方、グミは2010年の売上高は2.5%伸びるにとどまっていたが、その後、毎年2桁の成長勢を見せて、2013年には96%、昨年は54%も売上高が伸びた。今年に入って先月27日までの売上高は117%も急増した。

    売上高の比重も2009年にはガムが92.6%、グミが7.4%と圧倒的な差を見せていた。しかし、毎年グミの売上高が少しずつ増え、今年5月には、ガムとグミの売上比重が58.2対41.8と、差がかなり縮められた。

    このようにガムが沈み、グミが上昇する理由について業界では、デザートブームと無関係ではないものと解釈している。GS25の関係者は「過去には『クムトゥリ』(イモムシの形のグミ)、『マイグミ』(ブドウ味のグミ)のような子供のおやつほどと思われていたグミが、最近、多様な商品となって発売されて、外国の有名なグミが輸入され、誰もが楽しむデザートとして認識され始めたようだ」と分析した。グミの人気がますます高まり、ロッテやオリオンなどの国内メーカーも、2013年から大人をターゲットにしたグミの商品を発売し始めた。

    一方、ガムは眠気防止、口臭除去など、機能性商品として認識され、消費者層が制限され、売上高の下落が続いているという指摘だ。業界関係者は「最近になってVラインのフェイスラインを好む若者の間で、ガムをたくさん噛むと顎が発達して『角張った顎』になるという噂が広まったことも、ガムの売上高下落の一因となったようだ」と話した。
  • 毎日経済_キム・ジュヨン記者/写真=photopark.com | (C) mk.co.kr | 入力 2015-06-03 17:06:22