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サムスン重工業、シャトルタンカー3隻受注…世界市場でのシェア37.7%

  • サムスン重工業は米州地域の船社と、シャトルタンカー(Shuttle Tanker)3隻を3702億ウォンで引き渡す船舶建造契約を締結した。この船は長さ293メートル・幅49メートルの15万5000DWT級シャトルタンカーで、納期は2018年2月までだ。引き渡し後はカナダ東部の海上油田に投入される予定だ。

    シャトルタンカーは海上油田で生産された原油を船積みし、陸上の貯蔵基地に運ぶ役割を果たすタンカーだ。ヨーロッパの北海とカナダ東部、ブラジルの海上油田地帯で主に投入される。シャトルタンカーは高波や風や鳥の影響を受ける海上で一定の位置を維持し、原油生産設備に安定して接岸できるようにダイナミックポジショニングシステムなど尖端の位置制御装置を搭載することが特徴だ。

    シャトルタンカーは、同じサイズの通常のタンカーより船価が1.5倍以上も高価な高付加価値船舶だ。今回、サムスン重工業が受注したシャトルタンカーも船価は一隻当たり約1億1000万ドルで、同じサイズのタンカー価格(6500万ドル)の1.7倍の水準だ。

    サムスン重工業は今回の受注を含め、現在までに全世界で発注されたシャトルタンカー114隻のうち43隻を受注した。世界市場でのシェアは37.7%で、シャトルタンカー分野の最強者に位置づけられた。

    サムスン重工業の関係者は、「進んだ技術力と建造経験をもとに、高付加価値船のシャトルタンカー市場で世界1位を維持している」とし、「今回の契約にはオプションの一隻も含まれており、追加受注も期待される」と説明した。

    サムスン重工業は今回の受注を含め、現在までにタンカー11隻、コンテナ船10隻、LNG船2隻など、約29億ドルの受注実績を記録している。
  • 毎日経済_チョン・ボムジュ記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2015-06-04 17:41:43