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韓国の中小企業、マーズによる内需不振に積極的な対応を展開

15万、中企の内需を救う…物品早期購入・国内旅行を促す 

    • < 中小企業界、内需を生かす6大実践方案 >

    韓国の中小企業15万社が「中東呼吸器症候群(MERS / マーズ)」の影響で低迷した国内市場を生かすために、下半期に必要な物品と機材を3カ月以内に早期購入する。国内観光産業の活性化という次元から役職員の休暇使用を奨励し、マーズで次々とキャンセルされた企業の会議・会食・ワークショップ・スポーツイベント・展示会も計画通りに開くことにした。

    中小企業界は16日、「汎中小企業界内需再生推進団」の発足式を開き、マーズによる内需景気の停滞を克服するために自発的に乗り出した。発足式で中小企業団体協議会は、今後3ヶ月がマーズによる内需停滞を克服できる「ゴールデンタイム」と見て、中小企業が力を合わせて内需を生かすための様々なキャンペーンを展開することにした。中小企業団体協議会は中小企業中央会・韓国女性経済人協会・韓国外食業中央会・小商工人連合会など、中小企業関連の14団体が集まって作った協議体だ。

    推進団は機材・物品の早期購入やイベント開催のほかにも、(特に規模の小さい)小商工人が密集した伝統市場を生かす方法で、市場ごとに特化した観光やグルメの広報を支援することにした。また、企業の記念品やギフトは市場と小商工人が販売する国内の工芸製品・農産物・地域特産物を活用する。海外市場の開拓を通じた輸出活性化のために、市場開拓団の派遣とバイヤーとの相談も展開する。

    協議会はまた、「対国民要請文」を通じて「マーズで萎縮した心理が実体経済に広がり、路地商圏と伝統市場で生計を立てる隣人をさらに困難にしている」とし、「漠然とした不安感から抜け出して、健全な消費と適切な余暇の善用など、平凡な日常に戻るように願う」と明らかにした。協議会は「政府と国会も経済心理の安定と経済活性化に最善を尽くし、特に青年の雇用創出をしっかりと支援できる関連法を早急に整えてほしい」と要請した。

    朴成澤(パク・ソンテク)中小企業中央会会長は、「マーズの不安感で萎縮した内需で、小商工人らの暮らしがさらに難しくなっている」とし、「中小企業が内需回復に先立って、国民も健全な消費に乗り出せば危機を克服できる」と語った。中小企業団体協議会が「汎中小企業系内需再生推進団」を作り意見をまとめたのは37ヶ月間続いた内需低迷をこのまま放置した場合、中小企業と小商工人の生存基盤が根こそぎ揺れるという危機意識からだ。

    協議会は「マーズで飲食店の売上げが減少し、文化・レジャー活動が萎縮しており、外国人観光客の訪韓キャンセル事例も増加しており、中小企業系の懸念が高まっている」とし、「今こそ社会の構成員すべてが健全な消費と適切な余暇に参加して内需を生かす『共同体の力』を示すとき」だと訴えた。

    16日の推進団発足式でパク・ソンテク中小企業中央会長も、「いま中小企業も厳しい状況だが、さらに困難な小商工人たちのために、内需回復に意をともにしただけに、国民の皆さんもいまや漠然とした不安感から脱することを切に要求したい」と明らかにした。

    内需不振に伴う企業経営の萎縮により、青年たちが仕事を見つけられないもどかしい現実に対し、中小企業界が積極的に答えを示すという意志も発足式で明らかにした。協議会は「内需を生かすだけでなく、青年雇用の絶壁のような社会の痛みを解消するために、『青年1+採用運動』を展開していくなど、最善の努力を尽くすつもり」だと明らかにした。
  • 毎日経済_キム・ジェグァン記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2015-06-16 17:47:34