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韓国政府、経済回復に22兆ウォンを追加投入
22兆追加で経済に活力...補正12兆を含む
- 韓国政府は中東呼吸器症候群（MERS / マーズ）禍の克服と景気を生き返らすために今年、11兆8000億ウォンの追加経済予算（＝補正予算）を含めて合計22兆ウォン規模の財政を追加で投入する。
政府は3日、臨時国務会議を開いてこのような内容を盛り込んだ補正案を議決し、6日に国会に提出することにした。
方文圭（パン・ムンギュ）企画財政部2次官は補正予算の必要性に対して、「5四半期連続で0％台の成長が予想される」とし、「今の経済状況が補正を必要とすることに、与・野党はもちろん一般国民の間にも広範囲のコンセンサスがある」と説明した。
補正案は、今年の景気悪化で予想より税収が少なかった部分を埋めるための歳入更正5兆6000億ウォンと、マーズと干ばつ克服そして民生支援などに使われる歳出補正6兆2000億ウォンで組まれた。補正予算に加えて、小規模商工人の保護と庶民住居の安定のための基金を3兆1000億ウォン、公企業の先行投資の執行2兆3000億ウォン、信用保証・技術保証と貿易保険などの金融支援4兆5000億ウォンなどが追加で投入されて、今年の財政補強の規模は21兆7000億ウォンに達する。政府はマーズの克服と被害業種の支援に2兆5000億ウォン、干ばつや梅雨対策に8000億ウォン、庶民生活の安定に1兆2000億ウォン、生活密着型安全投資と地域経済の活性化に1兆7000億ウォンを投入する計画だ。
政府とセヌリ党は、20日の補正案の国会通過を目指している。政府の内部手続きを経て、実際の執行は国会通過から3～4日以内に開始する予定だ。
政府は、約22兆ウォン規模の財政補強を通じて今年の経済成長率は0.3％ポイント上昇し、3.1％の目標値を達成すると期待している。補正予算の効果で来年の成長率も0.4％ポイント上がる見通しだ。
また、6万6000の青年雇用を含め、計12万4000の雇用が増えるという予測だ。
補正予算に必要な財源は、韓国銀行の剰余金7000億ウォンと基金の資金1兆5000億ウォンを使う一方で、国債を9兆6000億ウォン発行して調達することにした。国債発行にともない、今年の管理財政収支（中央政府の総収入から総支出を引いた統合財政収支から国民年金・雇用保険基金などの社会保障性基金収支を引いた数値）の赤字規模は46兆8000億ウォンで、これまで史上最高の記録だった2009年の43兆2000億ウォンをこえる。国内総生産（GDP）に対する国家債務の割合も、昨年末の35.7％から今年末は37.5％に1.8％ポイント高くなる。 - 毎日経済_チョ・シヨン記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2015-07-03 15:45:46
