記事一覧

ニュース

数字経済

テクノロジー

コラム

ビューティー

カルチャー

エンタメ

旅行

韓国Q&A

新造語辞典

もっと! コリア (Motto! KOREA)
数字経済 > 総合

OCI、太陽光発電事業を拡大のため非中核子会社を売却

    OCI(社長イ・オヒョン/写真)は太陽光発電事業に注力するために、非中核子会社を相次いで売却する勝負手を投じた。OCIは21日、北米持株会社であるOCIエンタープライズ傘下の化学分野子会社OCIケミカル(持分率100%)を、トルコのイスタンブール所在のエネルギー企業Ciner Groupに4億2900万ドル(約4920億ウォン)を受けて売却することにしたと明らかにした。

    今回売却されるOCIケミカルは、化学素材の天然ソーダ灰(炭酸ナトリウム)を生産し販売する企業で、子会社のOCIリソースの株式も74.9%保有している。 OCIケミカルが売却されることによって無機化学産業の原料である炭酸ナトリウムを製造するOCIリソースの株式もCiner Groupにわたることになった。ただしOCIケミカルが株式を保有しているOCIアラバマ(持分率100%)とEkOペロクサイド(持分率50%)は今回の売却対象から除外して、OCIが別途法人で継続経営することにした。

    OCIの関係者は、「今回の売却は太陽光発電事業を含め、北米で新事業を展開するための財源確保の布石」だと説明した。 OCIは太陽光発電産業のESS(エネルギー貯蔵装置)を中核事業として、成長性と収益性を同時に追求していく戦略を推進している。

    OCIは2011年に米国の太陽光発電市場に進出した後、専門子会社(OCIソーラーパワー)を設立して、2012年にテキサス州サンアントニオ市で400メガワット規模の太陽光発電供給契約を受注するなど、太陽光発電事業を積極的に展開している。

    OCIはこの他にも、太陽光発電事業分野で現金を確保するために、半導体用特殊ガス専門会社のOCIマテリアルズの売却も進めている。

    OCIはこの会社の株式49%を全量売却する予定であり、早ければ8月に優先交渉対象者を選定する計画だ。 OCIマテリアルズが売却される場合、経営権プレミアムを含めて約7000億~8000億ウォンの現金の確保が可能になるとOCIは期待している。
  • 毎日経済_チェ・スファン記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2015-07-21 17:24:39