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サムスン電子のモバイル簡単決済サービス、欧州市場への進出秒読み

    • < サムスンペイの特徴 >

    サムスン電子のモバイル簡単決済サービス「サムスンペイ」の、欧州市場への進出が秒読みに入った。サムスン電子とマスターカードは最近、サムスンペイの欧州市場の早期立ち上げを共同で準備するという内容のパートナーシップ強化策に合意したと伝えられた。両社は早期にヨーロッパ大陸すべての国で、サムスンペイサービスを開始することにした。サムスン電子は来る9月以前に韓国・米国で、続いて欧州でも今年中にサムスンペイを商用化して、すばやい勢いで拡散している「アップルペイ」に追いつこうというわけだ。

    マスターカードは、簡単決済市場でリードしている競争相手のビザカードに追いつくために、戦略的パートナーとしてサムスンを選んだものと見られる。サムスンペイはアップルペイが採用している接触するだけで決済が行われる近距離無線通信(NFC)方式だけでなく、スマートフォンを既存のカード決済端末にかざせば自動的に情報が読み込まれる磁気セキュア転送(MST)方式も搭載している。ヨーロッパ現地の各カード会社は、サムスンペイのサービス方式でマスターカードをデジタル化するプラットフォーム(MDES)との連携を検討中だと伝えられた。すでに国内ではサムスンペイが試験サービス中であり、9月には米国市場でも本格的に開始される予定だ。ヨーロッパでの商用化は早ければ今年末、遅くとも来年の第1四半期になると思われる。

    サムスン電子は2020年までに、全世界のサムスンペイの利用者を1700万人まで増やすという目標を立てている。今はギャラクシーS6とギャラクシーS6エッジの2種のみにサムスンペイが搭載されているが、今月ニューヨークで公開されるギャラクシーノート5などの新製品にはすべての搭載されると予想される。サムスンペイを利用するには簡単決済用のチップが内蔵されなければならないため、これまでに出荷されたサムスン製のスマートフォンは使えないという点が限界として指摘されている。一方で先月31日、サムスンカードはサムスンペイの正式リリース前にテスト使用のメンバーを追加募集すると発表した。
  • 毎日経済_チョ・ヒヨン記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2015-07-31 16:06:48