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輸出が減って輸入も減る「不況型黒字」が6ヶ月続く

  • 韓国で輸出は減るが輸入はさらに大幅に減少して経常黒字が増える、「不況型黒字」が6ヶ月のあいだ続いている。韓国銀行が3日に発表した「2015年6月の国際収支(暫定)」によると、6月の経常収支は前年同期比で53%も増加し、121億9000万ドルを記録した。輸出は2%減の493億ドルを記録したが、輸入は17.3%増の360億8000万ドルを示して経常黒字は大幅に増えた。

    今年上半期の経常収支は523億9000万ドルで、史上最大の規模を更新した。経常収支は商品やサービスの販売など、日常的な経済活動を通じて海外で稼いだ金が、国内から国外に出た金よりもどれほど多いのかを示す指標だ。

    輸出の減少幅は、5月の16.3%から6月には2%へと大幅に減少した。

    輸出減少幅が下落した理由は、石油製品の輸出下落率の鈍化が指摘されているが、これも一時的な現象だというのが専門家らの意見だ。ハナ金融研究所のアン・ヘヨン首席研究員は、「中国などで工場設備の構築を加速しつつ、短期的に石油製品の備蓄需要が増えたため」だと明らかにした。

    韓国銀行によると、金融勘定は今年上半期に541億6000万ドルの純流出を記録した。実際、LG経済研究院が3日に出した報告書によると、2~5月中に国内株式を9兆6000億ウォン純買い入れた外国人投資家が、6月には3890億ウォンほど株式を純売越したことに続き、7月には2兆ウォン以上に純売渡の規模を増やしたことが分かった。
  • 毎日経済_ナ・ヒョンジュン記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2015-08-03 20:02:14