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国際標準市場で、韓国は世界の中心に立っている

「グローバルスタンダード」の中心に立つ韓国 

    • < 韓国の国際標準化機構役員受任状況 / 韓国の国際標準提案件数 >

    グローバルな競争時代に「銃声のない戦場」と呼ばれる国際標準市場で、韓国は世界の中心に立っている。韓国は来月中旬、1963年の国際標準化機構(ISO)に加入してから52年めに初めてISO総会を開催する。今回の総会を契機に、国際標準市場で韓国の地位が大きく上がると期待される。

    産業通商資源部、国家技術標準院、韓国標準協会は9月13~18日の6日間、ソウル市中区乙支路のロッテホテルで第38回国際標準化機構総会(2015 ISOソウル総会)を開催すると12日に明らかにした。

    国際標準は世界中の代表機関がISOなどを通じて、経済・産業界はもちろん農業に至るまで、様々な分野について合意して定める統一された基準だ。グローバル企業間の技術競争が激しくなりつつ国境が無意味になり、国際標準は国家産業の発展をリードする最も重要な要素となった。

    ISOは世界3大標準化機構(ISO・IEC・ITU)のなかで最も広範囲な分野を扱っている機関で、165の加盟国が活動している。 1947年に設立されてスイスのジュネーブに事務局を置くISOは、236の技術委員会と508の文科委員会など総3438の委員会を運営しており、現在までに1万9977種に及ぶ標準を制定した。韓国は国家技術標準院が代表機関として参与しており、ISOの18理事国のうちの一国として、分担金と幹事受任などで策定するISO加盟国の評価ランキングで9位に上がっている。

    韓国は昨年11月に釜山でITU(国際電気通信連合)総会を開催したことに続いて、今回は最も規模が大きいISO総会を誘致することになった。 2018年には釜山でIEC(国際電気技術委員会)総会を開き、世界3大標準化機構総会をすべて保持する国として、名実共に標準化分野をリードする国として位置することになった。

    特に専門家らは今回のISO総会の開催について、「最近の国際規格業界で韓国の比重が大きくなったことを意味する」と口をそろえる。実際に昨年、韓国がISOをはじめとし電気技術に関する標準を制定するIECに提案した国際標準は78件に達した。 2005年は27件に過ぎなかったという点を勘案すれば、10年めで3倍近くに増加した。 ISOとIEC役員(議長・幹事・招集)を担当している韓国人も、2007年の63人から2015年には161人に急増した。

    ISOソウル総会は「産業が参与する、より良い標準、より良い世界」というテーマで進行される。 160カ国以上から関係者1000人が参加する予定だ。

    今回の総会では13の理事国を新たに選定し、ISO会長、政策業務担当副会長、技術業務担当副社長など役員も選出する。

    ペク・スヒョン韓国標準協会会長は、「全世界のすべての標準専門家らがソウルに集まって国際標準の制定と関連する意見と習慣、国際的な政策の流れの最新情報をやりとりすることになるだろう」とし、「彼らに国内企業を広報するための場も用意して、韓国企業が輸出競争力を確保できるように最善を尽くしたい」と語った。

    韓国は今回のISO総会の開催を通じ、国際標準界でのプレゼンスをより強固にできると予想される。特にISO加盟国の上位6カ国で構成されている常任理事国に進出できる基盤が設けられ、ISO副会長の職責受任にも一歩近寄れるものと期待している。
  • 毎日経済_ユン・ジノ記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2015-08-12 17:38:42