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不渡り危険の指標CDSプレミアム、いっとき2年3か月ぶりに最高値

北のリスクまで…株価とウォンの急落 

    • < 外国人資金の株式市場離脱 >

    中国の景気鈍化で疲弊し患ったわが国の経済に、北の砲撃事件という地政学的リスクまで加勢して、ウォン貨、株価、国家信用度がまるごと下落した。北朝鮮との緊張感は当分のあいだ高まるだろうとみられ、経済的衝撃がどこまで及ぶかが注目される。

    21日、コスピは前日より38.48ポイント(2.01%)安の1876.07を記録した。この日、場が開くやいなや前取引日より2.7%落ちた1862.79で始まったコスピは、一時は1856.91まで下落したりもした。コスピが終値基準で1880ラインから下に落ちたのは、2013年8月23日(1870.16)以来2年ぶりだ。コスダック指数も前日より29.66ポイント(4.52%)急落した628.74で取引を終えた。

    株式市場の下落は、12日目の売り傾向を継続している外国人が導いた。外国人投資家はこの日も有価証券市場で4376億ウォンを売り払った。今年に入って一日あたりの最高の売り金額だ。恐怖に襲われた個人投資家はこの日に5334億ウォンを売り、外国人よりも多く売った。韓国の不渡り危険度はいっとき3bp(1bp=0.01%ポイント)上昇した。

    韓国の5年満期外国為替平衡基金債券(外平債)につくクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)プレミアムは20日時点で68bpと、最近一年間での最高値を記録した。CDSは債券を発行した国・企業が、不渡りが出たときの損失を補償するデリバティブにつく加算金利で、CDSプレミアムが高くなるとそれだけ不渡りリスクが大きくなったことを意味する。

    ドル当たりのウォンも1190ウォン台に墜落した。ソウル外国為替市場で対ドルのウォンは、前日よりも9.9ウォン落ちた1195ウォンで取引を終えて、3年11ヶ月ぶりに最低値に落ちた。
  • 毎日経済_チェ・スンジン記者/ソン・ドンウ記者/チョン・ジソン記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2015-08-21 15:47:04