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GSカルテックス、ピッチ系炭素繊維開発のため研究開発施設を試験稼動

炭素繊維を新しいキャッシュカウに 

  • GSカルテックス(代表ホ・ジンス副会長)は炭素繊維を未来の新成長事業として育成する。国際原油価格の下落と精製マージンの縮小で既存の製油事業の収益性が悪化している中で、新しいキャッシュカウ事業に対する投資戦略だ。

    21日、GSカルテックスと全州市によると、ピッチ系炭素繊維の開発のための研究開発施設を、全州市所在の「韓国炭素融合技術院」に構築したことに続き、来月から本格的な試験生産を開始する計画だ。 2年ほどの試験生産を経て本格的な量産体制に突入すれば、年間500トンに達する製品出荷が可能になると期待される。

    ピッチ系炭素繊維は、石油や石炭などの化石燃料の精製過程で出てくる副産物を活用して生産され、空気清浄機や浄水器のフィルターなどに主に利用される化学素材だ。

    GSカルテックスの関係者は、「2013年8月に全州市と炭素産業の育成のための協約を結んで、本格的に炭素繊維の開発に着手した」と語る。

    GSカルテックスは将来の成長動力を確保するために、新素材分野の研究開発を続けてきた。先だって、2012年には自動車軽量化のための部品用炭素繊維複合材料の開発に着手して、炭素繊維LFT(Long Fiber Thermoplastics/長繊維強化熱可塑性樹脂)素材を開発し、昨年8月に発売された起亜車「オールニューソレント」のパノラマサンルーフのフレームにはじめて使用されるという成果を上げもした。 GSカルテックスは東レ尖端素材の炭素繊維に様々なプラスチック樹脂や添加剤を配合して、独自のLFT加工技術を接ぎ木することにより、剛性と耐衝撃性に優れた部品素材を開発したという市場評価を受けた。
  • 毎日経済_チェ・スファン記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2015-08-21 15:56:55