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サムスン電子、Galaxy Note 5の販売で中国のシェア奪還に乗り出す
サムスンのスマートフォン、中国で勝負手…ユニオンペイと連合
- サムスン電子は12日、中国市場にGalaxy Note 5(ギャラクシーノート5)を出荷し、中国スマートフォン1位奪還に乗り出す。年末頃には中国銀聯のUnion Pay(ユニオンペイ)と提携して、中国でSamsung Pay(サムスンペイ)サービスをオープンする計画だ。
< 中国スマートフォン市場のシェア / サムスン電子、中国市場奪還戦略 >
8日、中国現地メディアによるとギャラクシーノート5は12日から中国市場で正式に販売される。ギャラクシーノート5の32ギガバイト(GB)モデルは5388元(約100万ウォン)に策定された。先だってGalaxy S6 Edge Plus(ギャラクシーS6エッジプラス)の32GBと62GBモデルは、中国では先月27日からそれぞれ5888元(約109万ウォン)と6288元(約117万ウォン)で売られている。
サムスン電子はギャラクシーノート5とギャラクシーS6エッジプラスの2つの新製品を武器に、中国のスマートフォン市場を再び占領するという戦略だ。このために、サムスン電子は現地化マーケティングに勝負をかけている。今年、サムスン電子はギャラクシーの公式な中国語表記を「ガイラス(盖樂世)」に決めた。中国人にとってより親しみやすくするためだ。
大画面スマートフォンを好む中国消費者のために合わせた製品を中国でまず出荷することにした。 5.7インチ大画面、中低価スマートフォンのGalaxy A8(ギャラクシーA8)は去る7月に、国内で発売される一週間以上も前に中国で最初に発売された。 5.7インチギャラクシーS6エッジプラスも、事前予約から旋風的な人気を集めている。
さらに、中国の消費者はペン形態で入力が可能なスマートフォンの選好度が高い。中国市場に精通した関係者は、「ギャラクシーノートシリーズは、昔から中国ではよく売れるモデルだった」とし、「今回発売されるギャラクシーノート5はサムスンの中国市場奪還の先鋒の役割を果たせるだろう」と明らかにした。
サムスンペイも中国攻略のためのサムスンの秘密兵器だ。サムスン電子はユニオンペイと提携して、年末から中国でサムスンペイを開始する計画だ。ユニオンペイはカード約51億枚を発行した中国最大のクレジット決済会社だ。
サムスンペイはサムスン電子のスマートフォンを一般のクレジットカード決済端末に、カードの代わりにタッチして利用できるサービスだ。
中国内のモバイル決済はアリババグループの「Alipay(アリペイ)」が掌握している。オンラインはもちろん、オフラインでまでアリペイの影響力は強大だ。会員のみ8億人に達する。
サムスンはユニオンペイと手を取り合って、モバイル決済市場でアリペイの牙城に挑戦状を叩きつけた。
蔡劍波ユニオンペイインターナショナル(UPI)総裁は先月、韓国の記者らとの記者懇談会で「サムスンペイを中国でも使えるように、サムスンとともに提携を結んでシステムを改善している」と明らかにした。
NH投資証券のイ・セチョル研究委員は、「サムスン電子はサムスンペイを通じて競合他社のスマートフォンとの差別化が予想される」とし、「今後、スマートフォン部門で四半期2兆ウォン以上の営業利益を出すことができる足場を構築した」と明らかにした。
サムスン電子は、昨年初頭までは中国のスマートフォン市場で20%に近いシェアで1位を記録した。しかし、わずか1年余りでシェアが半分になった。
シャオミ(小米/Xiaomi)やファーウェイ(華為/Huawei)社などの中国企業に追撃を許した結果だ。比較的低価格で武装した両社は、サムスン電子とアップルを抜いて中国市場1・2位の事業者に成長した。
中国は世界で最も大きいスマートフォン市場だ。市場調査会社のIDCによると、中国市場は世界のスマートフォン市場の32.3%に達する。 - 毎日経済_チョン・スンファン記者/アン・ジョンフン記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2015-09-08 17:26:59