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韓国銀行「建設偏重の底引き網成長、経済構造も少しずつ悪化」

    • < 2016年 経済成長の見通し >

    韓国銀行は今年と来年の経済成長率の見通しをそれぞれ0.1%ポイントずつ引き下げて、「年初に経済を楽観し、年末に悲観」する行為を繰り返した。消費投資と設備投資など、経済の根幹をなす各指標は当初の予想よりも下げた一方で、政府の金をまくことによる住宅景気の好調で、建設投資だけが予想よりも増えると展望された。建設単独の「底引き網成長」で、韓国の経済構造も少しずつ悪化していることが把握された。

    韓銀は15日、金融通貨委員会を開いて基準金利を現在の1.5%で凍結し、国内総生産(GDP)を基準とした経済成長率展望を今年は2.7%、来年は3.2%に下方修正した。これは去る7月の見通しよりも、それぞれ0.1%ポイントずつ下げたものだ。今年と来年の消費者物価の上昇率は、従前の0.9%と1.8%から0.7%と1.7%に引き下げた。

    李柱烈(イ・ジュヨル)韓銀総裁は、「対内よりも対外不確実性がわが国の経済のより大きなリスク要因」だとし、「中国など新興国の景気減速、米国の金利引き上げ、原油を含む原材料価格などが成長率に影響を与える要因になるだろう」とした。

    韓銀によると今年はもちろん来年も、建設偏重の底引き網成長が避けられないことがわかった。経済を引っ張っていく消費・投資・輸出の増加率は従来の予測値よりも下がった一方で、建設投資だけが従前の予測値よりも大幅に上昇した。 2016年の消費増加率は2.2%と予想されて、7月の展望値(2.8%)より0.6%ポイント下落した。

    同じ期間の設備投資増加率の予測値は5.6%から4.8%に、輸出増加率は3%から2.3%に低下した。一方、建設投資の増加率の予測値は2.5%から3.3%に上昇した。韓国の経済成長が建設業に依存する割合がますます大きくなる姿だ。

    今年の1月、成長率展望を2015年3.4%と2016年3.7%で提示した韓銀は、9ヶ月ぶりに予測値を0.5~0.7%ポイントも下げて、韓国銀行の展望に対する市場の信頼性を落とした。
  • 毎日経済_ノ・ヨンウ記者/ナ・ヒョンジュン記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2015-10-15 22:17:51