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全羅北道、6年ぶりにコメの生産量「最大」…農民は「泣き顔」

    韓国の全羅北道のコメの生産量が6年ぶりに最大値を記録するほど豊作を成したが、農民はコメの値下がりにゆううつな表情だ。

    17日、全羅北道と全北農協によると、今年のコメの生産量は昨年より約3%増加した70万590数トンと暫定集計された。これは、全羅南道(86万6200数トン)と忠淸南道(82万7880数トン)に続いて全国で3番目に多い収穫だ。耕作地が減っていく状況で収穫が70万トン余りを超えたのは2010年以来、6年ぶりだ。

    今年の道内農地の10アール当たりの収量は575キログラムで、昨年の542キログラムより多かったことが分かった。今年は台風が全羅北道をよけて通ったうえに、葉のいもち病など病害虫の被害がほとんどなかったため、収穫量が増えたからだ。全羅北道の関係者は、「強い風をもたらす台風が今年は全北をよけて通ったことと、収穫を控えて持続していた強い日照量が持続し収穫増加に大きく寄与した」と説明した。

    このように大豊作となっても、農家はコメの値下がりで表情はさえない。全羅道が先週、全羅道内のマートとデパートなどで流通価格を調査した結果によると、20キログラムの中品一袋の価格は4万7000ウォン~4万8000ウォンで取引された。これは昨年の同時期の5万6000ウォン~5万7000ウォンに比べて、約1万ウォンほど下がったものだ。

    前日(16日)全州市の政府の備蓄米穀用の出荷作業に参加した農民キム氏(53・全州市中仁里)は、「1000坪あまりの水田で、今まで以上に多くの穀物を収穫して気分は良いが、かけた努力に比べてそれ相応の価格を得られず、気が楽ではない」と語った。

    全北農民会全北連盟の関係者は、「ますます農地が減少する状況だが、営農技術の発達などで収穫量は増えていくのは当然だ」とし「コメの消費を増やす政府の画期的な政策推進と稲作だけでは平均所得を下回る農家に対する積極的な支援が切実だ」と語った。
  • 毎経ドットコム デジタルニュース局 | (C) mk.co.kr | 入力 2015-11-17 10:53:23