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ケミカル事業部門売却のサムスンSDI、自動車用バッテリー事業育てる

  • サムスンSDIは、今後5年間で毎年6000億ウォンずつ3兆ウォンを投資して、自動車用バッテリー事業を超一流の事業に育てることにした。現在は韓国と中国にある生産拠点をヨーロッパにも追加し、三角編隊を構築してグローバルな営業力を拡大することにした。

    サムスンSDIは25日、ソウル市瑞草区ザ・ケイホテルで臨時株主総会を開き、ケミカル(化学)事業部門の物的分割案件を株主の同意を得て承認した。

    株主総会の承認に基づいて、サムスンSDIケミカル事業部門は来月1日からサムスンSDIが持分100%の子会社の「SDIケミカル」として独立運営される。ロッテケミカルは今年の上半期中に、SDIケミカルの株式90%を買収した後、公正去来委員会から企業結合申告と承認手続きを受けて買収を完了させる予定だ。

    これに先立ちサムスンSDIは最近、ケミカル事業部門の従業員で構成された統合緊急対策委員会と雇用安定・処遇保証契約を妥結した。これにより、従業員の労働契約の承継と分割法人の株式売却に伴う諸手続きに関しても合意が導出された。

    趙南成(チョ・ナムソン)サムスンSDI社長は、「2020年までに3兆ウォンを投資して自動車電池事業を世界一流に成長させる」とし、「ケミカル事業部門の売却財源で欧州に新たな生産拠点を設けるなど、投資を拡大していく予定」だと説明した。

    一方、この日サムスンSDIは公示を通じて昨年の年間ベースの売上高は7兆5693億ウォンで、前年同期(5兆4742億ウォン)に比べて38.3%増加したと明らかにした。

    売上げは増加したものの営業利益は減少し、昨年は598億ウォンの営業損失を上げて赤字に転換した。

    当期純利益は257億ウォンの黒字を記録したが、ケミカル事業部門の売却に応じて入ってきた契約金2300億ウォンぶんを除けば、実質的に赤字という説明だ。

    サムスンSDIの昨年第4四半期の売上げは、前年同期比で6.8%減の1兆8618億ウォンを記録した。営業利益も赤字に転じ、808億ウォンの営業損失を示した。
  • 毎日経済_イ・スンフン記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2016-01-25 22:31:18