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SKグループ、「新エネルギー」を次期主力事業に

    • < SKグループ会社の新エネルギー関連事業 >

    SKグループは車両用バッテリーと環境にやさしいエネルギーを、グループの新成長動力として定めて集中的育成に乗り出す。

    サムスンやLGなどの大企業が角突き合わす自動車用バッテリー市場にSKまでが「オールイン」すると宣言したことで、競争はさらに激化する見通しだ。

    SKグループは27日、「新エネルギー」を次期主力事業と定め、これを推進するための組織を構成すると明らかにした。具体的には、スペックス追求協議会グローバル成長委員会に「エネルギー新産業推進団」を組織する。推進団では、現在グループ各社で進めている関連事業の検討と新規推進事業に対する戦略、グループの中・長期戦略を策定する。

    SKグループは推進団の形で出帆するが、本格的な準備が終わりしだい「エネルギー新産業成長特別委員会」に拡大改編する方針だ。スペックス追求協議会はサムスングループの未来戦略室のような組織だ。金昌根(キム・チャングン)議長が総括するスペックス追求協議会は、グループ内の意思決定を調律・調整することを任されており、合計7つの委員会で構成されている。グローバル成長委員会を担当しているユ・ジョンジュンSK E&S社長が初代団長を務め、エネルギー新産業推進団をリードする予定だ。

    新エネルギーとは太陽光・風力などの再生可能エネルギー、環境に優しい発電、二酸化炭素排出量の削減、エネルギー利用の効率化、車両用バッテリー・電気貯蔵装置(ESS)などを包括する概念だ。これまでの化石燃料の使用を減らす、あるいは交換するものと関連するすべての事業が新エネルギーの範囲に含まれる。産業通商資源部は、昨年11月に「2030エネルギー新産業の拡散戦略」を打ち出して、関連産業の集中育成に乗り出すと発表した。産業部では、2030年までに新エネルギー関連分野の市場が100兆ウォン規模に拡大すると予想した。

    SKグループが新エネルギーを新たな成長動力にすると宣言したことは、このように大きくなる市場を先取りするという意図と解釈される。ここにはグループの中核軸のひとつであるエネルギー部門は石油を基盤にしているという危機意識もある。中・長期的にエネルギー事業を代替する新たな成長動力が必要だという判断だ。

    SKグループの関係者は、「推進団がまさに組まれた状況で、具体的な事業計画などが出てくるまでは時間がかかるだろう」とし、「既存事業の強化に当座は力点が置かれるだろう」と語った。

    続けて、「今年のダボスフォーラムでもチェ・テウォン会長をはじめとするグループ経営陣が、新エネルギー関連のセッションと議論に焦点を当てた」と付け加えた。

    業界では、SKグループが現在進めている電池事業とエコ発電、エネルギー効率化事業を強化すると見ている。 SKグループの中ではSKイノベーションが電気自動車用バッテリー(800万メガワット/時)、リチウムイオン二次電池の核心素材であるリチウムイオン電池分離膜(LiBS、2億5000万平方メートル)を生産している。

    SKガスの子会社であるSK D&Dは済州の加時里(カシリ)風力発電所(7万8000メガワット)を商業運営しており、慶北の軍威(クニ)・義城(ウィソン)に2020年までに120メガワット規模の発電所を建設する計画だ。
  • 毎日経済_チョン・ウク記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2016-01-27 18:00:15