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韓国にアジア初「ビールを売るマクドナルド」誕生か

今月中にアジア初の店舗「ボメク」で2030キャッチ 

  • 保守的なファストフードのフランチャイズ、マクドナルドが今月中に板橋テ​​クノバレーに、アジアで初めて酒類を販売する直営店をオープンさせ、攻撃的な経営を開始する。

    14日、業界によると、マクドナルドはテクノバレーのあるオフィスビルの1階に生ビールとハンバーガーを販売する100席規模の自社プレミアム店舗「シグネチャバーガー」直営店オープンを準備していることが確認された。

    マクドナルドは最近になっていわゆる「ボメク」(ハンバーガーとビール)が人気を集め、酒類販売の要求が相次ぎ、酒類を販売する直営店を本格的に推進していることが分かった。最近、健康ブームにより、ファストフードとしてのハンバーガーの人気が下火になり、突破口として酒類販売を選択したというのが業界の分析だ。

    テクノバレーの中心部にオープンすることになる最初の酒類販売店の主な顧客層は、近所のベンチャー企業の会社員たちで、10代を含む家族単位の顧客はほとんどいないことが分かった。店舗周辺には、カカオをはじめ、アンラボ(Ahnlab)、ハングルとコンピュータ、NCソフトの研究開発(R&D)センターなど、有名な情報技術(IT)企業と大規模なR&Dセンターがある。

    マクドナルドは、この直営店が成​​功を収めたら、20代と30代が集まるソウル新村や江南の繁華街などでで酒類を販売するシグネチャバーガー店舗を拡大する計画であることが分かった。最近になって10代の顧客の割合が10%台に減り、20代~50代の顧客が80%以上を占めていることも酒類販売店をオープンする背景だ。

    高級な手作りバーガーを販売するシグネチャバーガー店は昨年8月、ソウル新村店を皮切りに、全国で29店舗に増えた。顧客がハンバーガーに入るプレミアム食材を直接選んで、デジタルキオスクで注文すると、専任のクルーがその場で直接調理してテーブルに運んできてくれる。価格は7000ウォン台と、マクドナルドのハンバーガーよりも2倍近く高いが、発売当日のみで1000個以上の販売を記録して爆発的な人気を集めた。板橋店ではシグネチャバーガーを購入した場合にのみ、生ビールを飲むことができる。

    すでにマクドナルドは米国と欧州の一部の店舗で酒類を販売している。1971年、ビールの本場であるドイツ店舗で初めてハンバーガーと一緒にビールを提供して、顧客の確保に成功した。現在、マクドナルド・フランスの支店では、ビールとワインを販売しており、スペインとイタリアの店舗でも酒類を販売している。昨年の夏から米国現地のドライブスルー店を中心にビールを販売する「マックブリュー(Mcbrew)」サービスも開始した。

    ファストフード店のビール販売は世界的な傾向だ。ファストフードのハンバーガー市場競争が過熱して停滞期に入ったことから、関連企業は酒類の販売により、売上高の反発を狙っている。バーガーキングは昨年末、英国ロンドン店で米国産ビールの販売を開始した。英国で酒類を販売するファストフードのハンバーガー店は、バーガーキングが初めてだ。

    米国ファストフードのハンバーガー市場でシェア3位を占めているウェンディーズも昨年末、酒類販売免許を申請した。ウェンディーズは最近、売上高の低下により直営店を大挙売却し、マーケティングコストを削減するなど、大々的な構造調整に乗り出した。グローバルコーヒーブランドであるスターバックスも2010年に米国シアトルとポートランドの店舗などでワインやビールを試験的に販売し、今では70店舗以上で酒を販売している。

    しかし、韓国ではファストフード店の酒類販売は原則的に禁止されている。現行の食品衛生法施行令第21条8項は、ファストフード店を休憩飲食店業に区分している。一般的な飲食店や居酒屋、カラオケとは異なり、休憩飲食店では飲酒行為は適用されないと明示されている。

    韓国マクドナルドは今回の新店舗を一般飲食店として登録して酒類販売をする予定だ。一般飲食店は、食事と一緒の飲酒行為が許可されており、地方自治団体に提出した営業登録証を税務署に提出するだけで酒類を販売することができる。
  • 毎日経済 チョン・ジヒョン記者、ソ・ジヌ記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2016-02-15 09:59:40