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軽・小型車のエコ化も加速…低炭素エンジンやリサイクルバンパーを装着

    これまでガソリンやディーゼルエンジンの軽・小型車が持っていたエコカーのイメージは、電気自動車・ハイブリッドカー・水素自動車などにすばやく移行している。このような変化の中で、自動車メーカーは内燃機関の軽・小型車に低炭素エンジンとリサイクル可能なバンパーなどを装着して、エコカーとしての性格を強化している。

    韓国GMは昨年11月、軽自動車「スパーク」に高効率モデルの「エコ」ラインナップを拡大した。エコモデルは通常のスパークモデルに比べ、7.7%の燃費向上で年間の燃料費を約15万ウォン削減し、二酸化炭素(CO2)20万グラムを削減する効果がある。

    「スパーク・エコ」モデルには国内の軽自動車で初めて、オートストップ&スタートシステム(ISG)が採用された。走行状況に応じて自動的にエンジン作動を遮断して燃料の消耗を防ぐ、代表的な環境にやさしい機能だ。

    またエネルギー効率を最大化して、クラス最高水準の燃費(複合燃費15.7㎞/リットル)を実現した。このために車体の空気抵抗係数を下げ、フロントエアダムとエアロスポイラーを適用し、「低転がり抵抗タイヤ」を結びあわせた。二酸化炭素の排出量はガソリンモデルを基準にして、国内の軽自動車の中で最も低いキロメートルあたり110グラムだ。

    今年9月に出荷予定のプジョーの小型車「208エコモデル」に搭載されるBlueHDiエンジンは、ユーロ6基準を満たすために「選択的還元触媒システム(SCR/Selective Catalytic Reduction)」と「ディーゼル微粒子フィルタ(DPF/Diesel Particulate Filter)」技術を組み合わせて、窒素酸化物(NOx)の排出量を90%まで低減する。特にSCRは高級車や中型セダンを中心に採用される装置で、小型車には珍しい仕様だ。微細粒子の除去率は99.9%に達している。リアバンパーを含めて部品の約25%を、リサイクル可能な素材で製造したこともプジョー208の特徴だ。

    昨年末に出荷した「ニューミニ」にも、多くのモデルにエコ性が強化されたSULEV(Super Ultra Low Emission Vehicle)エンジンを搭載した。新型ミニクーパー3ドア、新型ミニクーパー5ドアなどに適用されたSULEVは、一酸化炭素と窒素酸化物の排出量が極めて少ない車に与える認証だ。

    新しいエンジンによって、これらのモデルは低公害車としての登録が可能だ。発行された低公害ステッカーを貼り付けると、ソウル市では混雑通行料の減免、ソウル・首都圏地域では公営駐車場の利用時に割引きを受けることができる。ニューミニの販売台数(7501台)全体のうちでSULEVが採用されたモデルの販売量は22%(約1700台)に達する。

    自動車業界の関係者は、「電気自動車や水素自動車などの登場で、ほんらいの軽・小型車の持つエコカーのイメージがかなり色あせた」とし、「消費者のエコ仕様に対する要求が増え、今後は内燃機関自動車のエコ性も加速するだろう」と語った。
  • 毎日経済_パク・チャンヨン記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2016-02-14 21:19:03