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サムスン、ギャラクシースマートフォンと人工知能の融合を検討

「ギャラクシー」革新は進行中…サムスン、AIフォン出す計画 

    「スマートフォンに人工知能(AI)が搭載されます。私たちもその方向に行くしかありません」

    サムスン電子のイ・インジョン副社長(写真)は17日、ソウルの毎経メディアセンターで開かれた「第21回毎日経済金融商品大賞」の授賞式に出席し、「ギャラクシースマートフォンに人工知能を融合するアイデアを検討している」と語った。イ・インジョン副社長は、「今後すべてのスマート機器に人工知能を搭載されるなら、ユーザーに便利な〈スマートホーム〉環境が構築されるだろう」と強調した。

    サムスンがスマートフォンに人工知能を搭載する計画であることを示唆したものと解釈される。 Googleのアルファ碁をきっかけに、IT企業による人工知能の開発競争が加速している中で、現在までモバイル機器に実装された人工知能のサービスでは、アップルの「Siri」やGoogleの「Google Now(グーグルナウ)」、マイクロソフトの「Cortana(コルタナ)」などがある。

    サムスンも自社のスマートフォンに音声認識技術を基盤にした、「人工知能秘書」サービスを搭載する実験を行っている。

    サムスンは最近、人工知能やモノのインターネット(IoT)、ヘルスケアやスマートカーなどの、未来技術の開発に全社的な力量を集中している。昨年初め、サムスンベンチャー投資は家庭用ロボットの開発ベンチャー企業「ジボ(JIBO)」に200億ウォンを投資した。昨年の8月には、サムスン電子が人工知能を開発するスタートアップ「ヴィキャリアーズ(Vicarious)」に約234億ウォンを投資した。

    イ・インジョン副社長は、サムスンのソフトウェア(アプリケーション)部門を、ハードウェア(スマートフォン)部門に劣らず強化する方針だと説明した。

    イ・インジョン副社長はソフトウェア部門強化の一環として、最近出荷されたギャラクシーS7にヘルスケアなどの新しいソフトウェアを継続して搭載する計画だ。イ副社長は「サムスンペイが既存のカード端末でも決済可能な磁気セキュア転送(MST)方式を使用したように、既存のインフラをあえて変更せずに活用できるサービスをたくさん開発するつもり」だとし、「代表的なものがスマートフォンで心拍数の測定や、睡眠状況のチェックなどが可能なヘルスケアサービス」だと明らかにした。

    イ・インジョン副社長はサムスン電子のモバイル決済サービス「サムスンペイ」を作った主人公で、現在はサムスン電子のソフトウェアを総括している。イ副社長は「既存の金融サービスを簡単に使えるようにする助力者の役割を果たして、金融業界とウィンウィンすることがサムスンペイの戦略」だとし、「ITを既存のインフラと結合して、金融業界が新たな革命を起こすことができるよう支援することが私たちの役割」だと強調した。
  • 毎日経済_チョン・ジソン記者/チョ・フイヨン記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2016-03-17 20:13:18