数字経済 > 総合
サムスン、アップルにOLEDパネルを供給…関係を回復か
- サムスン電子の子会社であるサムスンディスプレイは、Apple(アップル)と大規模な有機発光ダイオード(OLED)ディスプレイパネルの供給契約を締結した。これまで5年間を特許訴訟などで不快な関係を維持してきたサムスンとアップルは、今回の契約をきっかけに関係を回復する糸口を開いたことに意味があるという分析だ。
< サムスンとアップルのOLED供給契約 >
サムスンの関係者によると14日、サムスンディスプレイは今月初めにAppleと次世代iPhoneにOLEDディスプレイパネルを供給する契約を結んだ。契約は最近にOLED事業部を任せられたサムスンディスプレイのイ・ドンフン副社長が、サムスンを代表してサインをすることで仕上げされた。契約によるとサムスンディスプレイは来年5月から、アップルにOLEDパネルを供給することになる。年間の供給規模は5.5インチパネルを基準に1億台前後で、金額ベースでは3兆ウォン前後だ。アップルはサムスンに3年間の供給権を保証したと伝えられた。
サムスンはこのために忠南・牙山(アサン)のA3工場に専用ラインを建設する計画だ。フレキシブルOLEDパネルの生産向けとして建てられたA3工場は、現在は第6世代(横1850ミリ×縦1500ミリ)を基準にして月1万5000枚の生産能力を備えている。
サムスンディスプレイは年初から、A3工場の生産規模を現在よりも2倍の月3万枚に拡大する投資を進めている。アップル側の生産ニーズに合わせるならば、A3工場の生産規模は月12万枚まで増えるものと見られる。このようなことから、総投資額は10兆ウォンを超えると予想される。
アップルはサムスンから供給されるOLEDパネルを、来年の下半期に発売するiPhoneの新製品に採用する予定だ。 - 毎日経済_イ・スンフン記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2016-04-15 06:36:44