数字経済 > 統計
青年失業率 2カ月連続で10％台…先月11.8％
青年失業率「高高」…二カ月め10％超え
- 青年層（15~29歳）の失業率が先月11.8％を記録し、2カ月連続で10％台を記録した。今年2月に12.5％で統計作成後の史上最高値を記録したことに続き、先月は3月時点で最も高い数値を記録した。
< 青年層（15~29歳）失業率 >
統計庁は15日、このような内容を盛り込んだ「3月の雇用動向」を発表した。統計庁によると先月の青年失業率は11.8％で、前年同期よりも1.1％ポイント上昇した。
青年失業率は昨年10月までは7.4％だったが、毎月着実に上がって2月に12.5％でピークに達した後、先月も二桁を記録した。
シム・ウォンボ統計庁雇用統計課長は、「失業率はふつう3月までは高い水準を維持し、3月にも公務員試験の受付があるので青年失業率は高く現れるだろう」と説明した。
失業率は求職意思はあるが仕事がない割合を示す指標だが、公務員試験を受験すると求職意思があると集計され、合格者発表があったときに落ちればすぐさま求職意思のある人口から除外される。すなわち公務員試験を受験した後は落ちる時までが失業者として扱われるので、青年失業率が高く現れたという意味だ。
シム統計課長は「若年層の雇用率は、上昇幅が3月に入って1.0％ポイントの水準を回復した」とし、「青年層の失業率は上がったが、雇用率もともに上がった」と付け加えた。雇用率は全人口比で働いている割合を示すために求職意思とは無関係に統計に現れ、国際的に多く使用される指標だ。青年層の雇用率は41.0％で、前年同月に比べて1.0％ポイント上昇した。
とは言え、卒業シーズンの終わった3月の時点で昨年よりも青年失業率が1.1％ポイントも上昇したことは、肯定的な信号ではないという解釈が出ている。
企画財政部の関係者は、「青年失業率が上がったのは季節要因に加え、非経済活動人口が労働市場に参入したため」だとし、「これから景気回復の流れが続けば、全体的な雇用事情も好転することを期待する」と明らかにした。政府は4月末に「青年・女性雇用対策」を発表する予定だ。
一方で先月の全体失業率は4.3％で、1年前に比べて0.3％ポイント上昇した。 15~64歳の雇用率は65.1％で、1年前に比べて0.2％ポイント上昇した。 - 毎日経済_キム・ギュシク記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2016-04-15 18:01:21
