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自動車の修理市場でO2Oサービスが急成長…アプリで見積もり依頼

自動車 「整備アプリ」、不透明修理費の20%削減 

    • < スマートフォンを活用したO2O自動車修理サービス >

    自動車の修理市場で「オン・オフラインの連携サービス(O2O)」が急成長している。

    17日、毎日経済が「カードック(cardoc)」と「カースリ(CarSuri)」の、代表的な2つの「自動車修理の見積もりアプリ」のダウンロード実績を分析した結果、サービス開始以後から今年3月までの累積ダウンロード数は70万回を超えたことが分かった。両社によると、サービスを利用している輸入車のオーナーは40万人以上で、輸入車登録台数全体(142万8804人/3月時点)のうちの約30%だ。

    自動車修理の見積もりアプリが2013年に国内に初めて登場して以来、わずか3年あまりで急成長することになった原因は、見積もりからサービスの全過程を公開する透明性にある。不透明だったこれまでの自動車修理の不満が、オンライン見積もりサービスに対する歓呼につながっているわけだ。

    韓国消費者院(KCA/Korea Consumer Agency)によると、自動車整備と関連した被害救済申請はこの3年間で738件が寄せられた。このうち修理不良(65.4%)と不当修理費請求(24.4%)に関する苦情は総90%に達することが分かった。

    修理アプリは競争入札方式で運営される。まずアプリユーザーは、自動車の修理の必要な部分の写真を撮ってアプリに上げる。アプリ会員業者として登録した自動車修理業者は、提供可能な修理の履歴と費用や予想修理期間などを盛り込んだ見積書をユーザーに送る。ユーザーはこの過程で平均3件以上の見積書を受信することになる。会員業者は競争に勝つために提供できる最も安い価格を提示することになり、不透明料金は自然になくなることになる。

    • < 主なO2O自動車修理サービスの現状 >

    アプリケーションを通じた値下げ効果は、通常のオフライン売り場との比較で20%水準だと把握される。カースリのソン・ヨンジョン運営総括チーム長は、「オフラインの修理工場での修理金額よりも平均して10~20%ほど安い」とし「工賃までを割引して、オフライン売り場との比で30~40%の低価格で入札に参加する修理業者もある」と説明した。

    取材陣があるアプリを選択して輸入車の修理見積もりを依頼した結果、一日に見積書6件を受信することができた。運転席側のドアが傷んで板金塗装が必要な修理依頼だったが、会社ごとに最低25万ウォンから最高55万ウォンまで、平均35万ウォン相当の見積書を送ってきた。一方、アプリを利用せずに自分で修理業者4社を回って見積もりを依頼した場合は、平均55万ウォン相当の見積もりを受けた。

    アプリユーザーは修理業者を利用した既存のアプリユーザーの後記まで見ることができ、より客観的な選択が可能だ。修理完了後、カードックの場合は「Good/Bad」の2つの基本的な評価を、カースリの場合は5つ星のうちから評価を残すことができる。

    これに加えて、両方のアプリすべてで詳細な修理過程を含むレビューを作成することができる。

    両方のアプリケーションを通じて蓄積された修理処理額は、2013年2月から今年3月末までに250億ウォンに達する。同じ期間の累積の見積もり額が1216億ウォンであることを勘案した場合、修理依頼をしたユーザーの20%が実際に修理を受けたわけだ。カードックの関係者は、「月60億ウォン規模の見積もり依頼が流入し、そのうち12億ウォンが実際の修理につながっている」と明らかにした。
  • 毎日経済_パク・チャンヨン記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2016-04-17 23:33:26