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配達競争の無限進化…アイスクリームにコーヒーまで

    △写真=バスキン・ロビンス(サーティーワンアイスクリーム)配達員がアイスクリーム配達製品を受け取っている。

    フランチャイズ外食業を中心に配達(デリバリー)サービスの競争が熱い。チキンや豚足などの伝統的な配達食品のほか、トッポッキや弁当、さらにアイスクリームとコーヒーまで配達を呼んで食べる消費者が増えているからだ。スマートフォン配達アプリケーション(アプリ)が大幅に活性化すると、不況で少しでも売上高をより引き上げようとする外食業界では、配達サービスの導入を拡大している。

    国内の主要トッポッキフランチャイズは、昨年末からの配達サービスを実施している。1人世帯を狙ってトッポッキとキムパブ(韓国風のり巻き)、天ぷらなどを少量ずつ混ぜたセットメニューまで掲げ、配達を強化している。

    特に、最近、配達が増えている項目は弁当だ。家では、簡単に食べにくい食材や難しい調理方法を活用したプレミアム弁当が配達品目として人気を集めている。先頭走者は、ポントシラク(Bondosirak)だ。名品メニューである「品格を盛り込んだ時間」を通して温かいご飯と汁物、三菜、サラダ、韓食おかず、デザートを同時に配達する。比較的高い価格帯(1万900~1万9900ウォン)にもかかわらず、家庭や企業を中心に需要が多い。

    コーヒーもいつの間にか配達アイテムの中に入ってきた。韓国ヤクルトが発売したプレミアムコーヒーブランド「コールド・ブリュー・バイ・バビンスキー」は、既存の自社乳製品配達網であるヤクルトおばさんを通して、家庭に直接配達される。ダッチコーヒーの特性上、賞味期限が10日に制限されており、家庭用配達製品として最適だ。

    直接店舗を訪問してこそ食べられるアイスクリームも、今や家や会社で座って味わえる。SPCバスキン・ロビンスは今年2月から、ソウル江南圏を中心に配達サービスを始め、4月には配達可能地域を京畿、春川(チュンチョン)、大田(テジョン)、光州(クァンジュ)などの地方にも拡大した。配達注文は、スマートフォンハッピーポイントアプリのハッピーオーダー機能を通じて行われる。特に、バスキン・ロビンスは、スマートフォン利用者でなくても配達を受けられるように、最近、コールセンターを通じた電話注文配達まで実施した。バスキン・ロビンス側は、「暑さが早期に開始し、アイスクリームの需要が高まり、配達サービスを拡大、実施することになった」と伝えた。

    外食業界が配達網拡大の構築に乗り出したのは、最近の景気後退持続で配達サービスをしていなければ、競争力を確保するのが難しいためだ。業界関係者は、「配達アプリを通じた外食注文が増えながら、独自の配達を拡充する外食企業がフランチャイズを中心に急速に広がっている」と伝えた。
  • 毎日経済 ソ・ジンウ記者 / 写真提供=バスキン・ロビンス | (C) mk.co.kr | 入力 2016-05-30 14:35:02