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SK建設、2000万ドルのイラン精油改・補修事業の了解覚書(MOU)締結

イラン精油の改・補修市場を先取り…SK、2億ドルのプロジェクト始動 

  • 長いあいだ国際社会の経済制裁を受け、この間に老朽化したイランの精製施設に対する改修市場が開かれ、SK建設などの国内企業がすばやく動いている。

    建設・化学業界などによると2日、SK建設は最近ソウル本社でペルシャオイル・アンド・ガス・ディベロップメント(POGD/Persia Oil & Gas Drilling Co)社と、事業妥当性調査の契約と2000万ドルの改・補修事業の了解覚書(MOU)を締結した。

    SK建設が妥当性調査に乗り出す事業は、POGDがイランのタブリーズ地域で運営している子会社「タブリーズオイル・リファイニング(TZORC)」の設備近代化工事だ。

    SK建設の関係者は、「妥当性があると判断されると2000万ドルの脱硫設備をはじめ、ガソリン工程のアップグレードなどに拡大する事業を推進する予定」だと付け加えた。妥当性の調査は6ヶ月ほどかかる見通しだ。

    他の建設会社に比べてイラン市場への進出が遅れたSK建設は、連携事業まで2億~3億ドル水準になる今回の事業を皮切りに、関連事業に本格的に乗り出す方針だ。

    1976年に設立されたTZORC工場は設備などが老朽化していることから、生産製品は最近の設備に比べて品質が落ちるのが現実だ。特に最近になって環境基準などが強化され、施設を全体的に改・補修する必要性が高まった。今回の契約のために親会社のPOGD社のモルテザ・アシジ社長が韓国を訪問するなど、積極的に乗り出している。

    業界では、イラン内にある国営・民営の油田12ヶ所の増設や改修工事の規模は50億ドルに達すると見ている。規模がはるかに大きいガス田まで合わせると、市場規模はさらに大きくなるだろうというのが業界の見通しだ。

    妥当性検査とともに、資金・決済問題も解決しなければならない課題だ。国内の建設・化学企業は、「両国政府の協力を通じた資金調達の支援などが、事業の受注には絶対に重要だ」と訴えている。

    タブリーズはイランの首都テヘランから北西部に700キロメートルほど離れている。 150ヘクタール(約45万坪)規模のTZORCでは一日平均10万バレルの原油を精製して、LPG・ガソリン・軽油などの製品を生産している。 POGDはTZORCの株式50.6%を保有している。イラン内の原油精製市場の10%を占める、民間企業としてはイラン最大のエネルギー会社であるPOGDは現在、7つの上場会社と8つの非上場会社を抱えている。
  • 毎日経済_チョン・ウク記者/ムン・ジウン記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2016-06-02 17:39:25