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検察が辛格浩・辛東彬父子を電撃出国禁止に…ロッテ裏金造成疑惑

3500億ウォン横領・背任の疑い 

  • ロッテグループの不正疑惑を捜査している検察は7日、グループ総責任者である辛格浩(シン・ギョクホ)ロッテグループ総括会長(94)と次男である辛東彬(シン・ドンビン)会長(61)父子を出国禁止にしたことが分かった。2人の出国禁止が確認されたのは、先月10日に検察がグループ政策本部と主要系列会社などに対する大規模な押収捜索を行い、捜査に着手してから28日ぶりのことだ。

    ソウル中央地検特別捜査4部(部長検事チョ・ジェビン)と先端犯罪捜査1部(部長検事ソン・ヨンベ)は、最近、辛総括会長父子に対して3500億ウォン台の横領・背任などの疑いを適用して出国禁止をし、2人に対する本格捜査を予告した。2人の容疑金額は、捜査の進行と共にさらに増える可能性もある。

    検察が捜査に着手をした月に先立ち、辛総括会長父子を出国禁止にしたのは、グループ全体の不正疑惑の捜査で大株主一家を直接狙えるだけの具体的な成果が積もったことを意味する。最近まで、2人は被疑者の身分だったが、出国禁止にはしていなかった。イ・インウォン政策本部副会長とファン・ガクギュ政策本部運営室長、ホ・スヨンロッテケミカル社長らのグループおよびその関連会社の核心的な役員だけ出国禁止にした。

    辛総括会長父子の容疑のうち、日本ロッテ物産を利用したロッテケミカルの200億ウォン台の海外裏金疑惑についての捜査が比較的速度を出していることが分かった。ロッテ側は、検察が要求した日本ロッテ物産の会計資料の提出をまだ拒否しているが、検察はこれに対して、「関連資料が存在しない可能性が高い」という心証を持っている。グループ内部では、ロッテケミカル裏金造成疑惑を巡り、辛総括会長と辛会長間の責任攻防も起きていることが分かった。

    この他にも検察は、ロッテグループが、中国、ベトナム、ロシアなどに事業を展開する時、タックスヘイブン(tax haven)で建てた海外特別目的法人(SPC)の損失を膨らませる方式で、大株主一家が裏金を造成したという疑惑について事実関係などを確認している。

    辛総括会長父子の出国禁止は、辛英子(シン・ヨンジャ)ロッテ奨学財団理事長(74)拘束にも影響を受けたことが分かった。
  • 毎日経済 キム・セウン記者 / チョン・ジュウォン記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2016-07-08 04:01:05