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開店と同時に顧客殺到する貴金属商店街

鍾路貴金属市場で銀の販売も大幅に増える…金1グラム当たり小売価格が2週間で7%急騰 

    △写真=11日、ソウル鍾路区貴金属商店街に朝から客足が続いている。 [イ・スンファン記者]

    国際金・銀相場の急激な上昇で、国内最大の貴金属市場である鍾路(チョンノ)貴金属市場に、金・銀製品を購入しようとする消費者が殺到している。やはり国際金相場が急騰した2008~2009年当時には、貴金属の購入を避けながら貴金属市場に「寒気」が回ったが、今回はむしろ貴金属を購入しようとする消費者が大幅に増えたのだ。このように貴金属市場に消費者が殺到しているのは、それだけ金・銀の価格がさらに上がるという期待感が反映されたものと解釈される。

    韓国貴金属販売業中央会によると、1グラム当たりの金の小売価格は、4月27日の6万900ウォンから今月11日には6万7300ウォン(午前価格基準)に上昇した。わずか10週間で10.5%近く上がったのだ。特に、Brexit(英国の欧州連合脱退)が確定する直前の先月23日(1グラム当たり6万2940ウォン)と比較すると、金価格は2週間で7%近く上昇した。現在、3.75グラム(1匁)の価格は23万6020ウォンに達する。銀の小売相場は1グラム当たり1130ウォンで、Brexit前の先月23日の950ウォンから18.9%も急騰した。最近の金・銀価格の上昇は、国際金融市場の不安定性が主な原因だ。Brexitが国際金融市場に混乱をもたらし、景気後退の沼から抜け出せずにいる欧州連合(EU)・日本が追加的な量的緩和政策を出すという期待感が価格上昇を刺激した。

    鍾路貴金属問屋街のある商人は、「最近、金・銀価格が高騰し、顧客が減ると予想したが、むしろ、より多くの人が訪れている。さらに上がる前に、早く買おうとする心理があるようだ」と解釈した。金だけでなく、銀関連製品の販売も大幅に増えている。ゴールド貴金属タウンのある貴金属業者の代表は、「最近、銀で作られたトルバンジ(1歳の誕生日を迎えた赤ちゃんの贈る指輪 / 通常は金で作られる)の相場を尋ねる電話がたくさん来ている。金価格よりも銀価格が急速に上昇するだけに、購入する人が多いようだ」とし、「年初は銀の指輪に関する問い合わせの電話が1日に10件足らずたが、最近では20件近くになる」と説明した。

    追加的な価格の上昇を予想しながら、今のところは個人が保有している金を売りに出る動きはあまり多くない。業界では、消費者から金を買い取る価格が3.75グラムで20万ウォンを超えれば、金を売りに出る消費者が増えると見ている。現在の買取価格は18万7000ウォン前後だ。
  • 毎日経済 チェ・スンジン記者 / パク・ウンジン記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2016-07-11 17:05:58