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カカオ、迂回上場効果&ダウム、モバイル事業拡張

モバイルメッセンジャー1位「カカオ」・ポータル2位「ダウム」が合併推進 

    早ければ26日、カカオとダウムコミュニケーションズの公式的な合併発表が出るものと見られる。あるポータル業界関係者は「本来、27日に合併と関連して発表がなされる予定だったが、すでに言論に報道されたため、発表日程が一日前倒しになるかもしれない」と語った。他の業界関係者も「最近、ダウムの崔世勲(チェ・セフン)代表が役職員を対象に26日、会議を招集した」とし、普段、チェ代表が会議をよく召集しないという点を勘案すれば、合併発表である可能性が高い」と伝えた。

    事実、業界では昨年末から両社の合併説が着実に提起されてきた。とくに去る23日には、コスダック市場でダウムの株価が急激に6.7%上昇し、両社の合併が切迫しているのではないかという観測が出た。

    カカオは来年5月の上場を目標に準備してきた。最近では証券先物委員会に会計監査人の指定申請をしたと知らされた。現在、株式会社の外部監査に関する法律によると、上場を希望する企業は上場する一年前に証券先物委員会が指摘する会計法人から監査を受けなければならない。カカオが依然として単独上場に対する意志をもっているものと解釈される。このため、カカオがダウムとの合併を通じ、迂回上場を図るのは一種の「ツートラック戦略」だという分析が出る。

    検索部門でネイバーに7対3水準で押されるほどに1位との格差が大きく、危機意識を感じていたダウムは、版図をひっくり返そうとする「ニーズ」があったという話だ。ダウムは機会があるたびに経営権売却を推進してきたと伝えられた。サムスングループ・テンセントなどが候補に挙がったが実現されなかった。今回の合併により、ダウムがカカオの強大なモバイルプラットフォームを確保すれば、脆弱だったモバイル競争力を一度に高めるようになる。

    しかし、「順調な」カカオはダウムと合わさって得るものが何なのかという指摘もなくはない。着実にモバイル競争力向上に注力してきたカカオが、今になって有線インターネット事業を強化する理由が明確でないからだ。

    あるIB関係者は、「競争社であるラインが最近、海外市場で早くシェアを高めながら、価値が下がることを憂慮したカカオがダウムの買収により上場の時期を早めようとしたようだ」と語った。

    今回の合併推進は、ダウムの最大株主である李在雄(イ・ジェウン)創業者の腹中が最後の変数だ。あるM&A業界関係者は「コダックス市場で新安値記録を更新するなど、ダウムの企業価値が低く評価される状況で、カカオと合併すればイ・ジェウン創業者の持ち分が希釈され、最大株主の地位を喪失するかもしれない」とし、「イ・ジェウン創業者の意中が最も大きな変数だ」と語った。
  • 毎日経済_ヨン・ファンジン、ソン・ユリ記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2014-05-25 22:47:02