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韓国経済に赤信号 「ダブルディップ」恐怖に陥る

個人負債増えて金を使わず、企業は設備投資せず/KDI、成長見通し0.2%P↓...経済、あちこちで赤信号 

  • ◆赤信号の点灯した韓国経済◆

    わが国の経済に赤信号が灯った。人々が金を使わず企業は投資を避け、経済は困難に陥っている。政府が今年に入って金融を緩めて規制を緩和するなど、景気回復のためのいくつかの対策を出したが、効果を出せずにいる。現在の傾向が進行すると、わが国の経済はいっとき回復して後に再び不況に陥る、「ダブルディップ現象」を見せることになるという展望が出てきた。韓国開発研究院(KDI)は27日、今年の国内総生産(GDP)の成長率展望値を、従来の年3.9%(新基準適用時)から年3.7%と、0.2%ポイント下方修正した内容の修正展望値を発表した。

    KDIは、「この第1四半期の消費が不振だったことに続き、セウォル号惨事などで今後の消費の増加傾向がさらに鈍化すると予想され、成長率展望値を下方調整した」と説明した。四半期別では第2四半期が3.7%、第3四半期は3.6%、第4四半期の3.5%などで、ますます成長速度が低下すると予想した。

    KDIの関係者は、「2015年の成長率展望値も、昨年末の展望値より0.2%ポイントほど低い年3.8%にとどまると予想される」と明らかにした。これは韓国銀行(4.2%)より0.4%ポイントも低い水準で、来年の見通しも楽観的ではない。

    わが国の経済が困難を経ている最大の理由は、消費が予想よりも大きく不振だからだ。KDIは今年の民間消費増加率を、昨年の下半期展望値の3.6%よりはるかに低い2.7%に下方調整した。セウォル号事態などで消費心理が萎縮したうえ、家計負債が増えて消費余力も減った。

    27日、韓国銀行が発表した今年の第1四半期の家計信用は1024兆8000億ウォンで、1年前より6.4%増えた。

    韓国銀行が発表した5月の消費者心理指数(CSI)は、昨年9月以来の最低水準である105を記録した。KDIは設備投資と建設投資の増加率も、従来よりも0.1~0.4%ポイント引き下げた。投資と消費不振で内需が萎縮し、内需と輸出の間の不均衡はさらに拡大するものと見込まれた。

    現代経済研究院はこの日に発表した報告書で、「わが国の経済は2014年第1四半期に入り、景気回復が遅滞するソフトパッチ局面が進んでいる」とし、「このような傾向がさらに進行すると、ダブルディップに陥る可能性もある」と指摘した。
  • 毎日経済_ノ・ヨンウ記者/チェ・スンヂン記者/チョン・ボムヂュ記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2014-05-27 17:41:49