記事一覧

ニュース

数字経済

テクノロジー

コラム

ビューティー

カルチャー

エンタメ

旅行

韓国Q&A

新造語辞典

もっと! コリア (Motto! KOREA)
数字経済 > 統計

[2015 人口総調査] 「一人暮らしの国」大韓民国…1人世帯520万世帯

    • < 1人世帯数 >

    # 大企業に通うキムさん(33才仮名)は13年間、ソウル市奉天洞(ポンチョンドン)のワンルームで一人暮らしをしている。職場から近くて家賃の安い借家を探してみたところが、地下鉄2号線の駅勢圏の「ワンルーム村」を抜け出せずにいるのだ。故郷に住む両親とは別に、キムさんと弟はソウルで各自の家に住んでいる。結婚はしなかったが、キムさん兄弟の両方とも世帯主だ。住宅請約貯蓄に加入したときに世帯主の要件を満たすために、5年前に分家したためだ。キムさんは「両親は結婚するように気をもんでいるが、結婚した友人が住宅と育児のために苦労しているのを見ると消極的になる」とし、「今後2~3年の間はシングルライフを楽しむ計画だ」と語った。

    キムさんのように一人で暮らす「一人暮らし(独居)」世帯の数は、史上初で世帯全体の類型の中で最も多いことが分かった。 7日、統計庁が発表した「2015人口住宅総調査」によると昨年の1人世帯は520万世帯で、全1911万世帯のうちで最も多い27.2%を占めた。その次は2人世帯26.1%、3人世帯21.5%、4人世帯18.8%、5人以上の世帯6.4%の順だった。

    1990年にはわずか9.0%に過ぎなかった1人世帯の割合が速い速度で増え、昨年は米国(28.0%)や英国(28.5%)のレベルに高まったわけだ。しかしまだ日本(32.7%)よりは低い。

    • < 年齢別1人世帯の割合 >

    ハ・ボンチェ統計庁登録国勢調査課長は、「1990~2005年、韓国で最も多い世帯の類型は4人世帯だったが、2010年に初めて2人世帯が逆転し、昨年は1人世帯が多数を占めた」と明らかにした。 1人世帯の割合が爆発的に増えたのは、晩婚・離婚の一般化と高齢化が最も主要な原因と分析される。実際に、1人世帯世帯主の年齢を見ると30代(18.3%)と20代(17.0%)、そして70代以上(17.5%)が1~3位を占めた。また男性1人世帯のうちでは30代の世帯主が23.5%で最も多いのに対し、女性の1人世帯の場合は70歳以上の世帯主が27.6%で最も多かった。

    1人世帯の割合が最も高い市・郡・区は仁川市甕津郡(オンヂングン)の46.3%で、ソウル市冠岳区(カナック)43.9%、江原道華川郡(ファチョングン)43.2%の順だった。甕津郡と華川郡は独居老人人口の割合が高いためと分析された。ソウル市冠岳区はワンルームの密集地域で、ソウルの他の地域に通勤する未婚男女が多く居住する地域にあげられる。

    一方、昨年11月1日現在のわが国の総人口は5107万人で、2010年4971万人に比べて2.7%増加した。
  • 毎日経済_チョ・シヨン記者/キム・ギュシク記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2016-09-08 07:32:58