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LG、カーブドUHD TVを来月発売...サムスン独走体制に対抗

ブラジルワールドカップの特需を狙った55・65インチ 

  • LG電子は来月初め、カーブド超高精細テレビ(UHD TV)を発売する。LG電子はいままで有機発光ダイオード(OLED)パネルを用いた55インチの曲面テレビを販売してきた。しかし、液晶表示装置(LCD)を用いた曲面テレビを販売するのは今回が初めてだ。サイズは55・65インチの2つだと伝えられた。

    これにより、サムスン電子の独走体制的な曲面UHD TV市場にLG電子が飛び込んで、競争が激化する見通しだ。特に来月中旬のブラジルワールドカップを控え、買い替え需要を狙った両社間のマーケティングが始まり、曲面テレビ市場に火花が飛び交うことが予想される。

    今年に入って国内テレビ市場は、UHD TVがリードしていると言っても過言ではない。サムスン電子が今年2月、大型フラットパネルのUHD TVを発売したことに続き、最近は40インチで100万ウォン台の普及型UHD TVまで出荷し、UHD TVの市場が急激に拡大したおかげだ。

    特にサムスン電子は去る2月、55インチと65インチの曲面UHD TVである「カーブドTV」を発売し、新しい市場を開いた。「カーブドTV」は同じサイズの平面UHD TVに比べて100万ウォンほど(出庫価基準)高く発売されたが、最初の予約販売期間は90%以上が曲面で予約が殺到するなど、人気がすごかった。サムスン電子によると、現在も国内サムスンUHD TV販売の70%は曲面が占めている。

    世界市場でも曲面UHD TV市場はサムスンが一人で善戦している。今年1月に米ラスベガスで開催された消費者家電展示会「CES 2014」で、中国メーカーが曲面TVを持って出てきたが、まだ市販されている製品はない。

    このような状況で、LG電子が来月に曲面UHD TVを売り出す。実際にLG電子は、これまでOLEDを用いた曲面テレビに力を注いできた。LCDとは異なり、OLEDはバックライトユニットがないので、曲げるのも簡単で没入感もいっそうだという判断だった。逆に考えてみると、LCDを用いた曲面UHD TV市場に対する確信が不足したとも見ることができる。

    しかし、サムスン電子が年初から曲面UHD TV市場で成功を収めるやいなや、LG電子も一歩遅れてこの市場に飛び込むことにしたわけだ。価格もサムスン電子カーブドUHD TVと同様の、400万~700万ウォン台で形成されるものと見られる。

    実際には市場の専門家たちでさえ、曲面テレビの見方は分かれている。最近、曲面テレビの販売が急増しているのは、サムスン電子のブランドとマーケティング力および高級消費者の誇示型消費のおかげだという分析だ。

    曲面テレビがフラットテレビを代替すると見るのは無理だという話だ。

    市場調査会社「ディスプレイサーチ」のポール・グレイ欧州総括理事は、先月の2014 IFAグローバルプレスカンファレンスで、「カーブドテレビは薄型テレビを置き換えることはできない。一つの流行(fashion)だと思う」とし、「3~4年ほど輝いて消える」と語った。
  • 毎日経済_ハン・エギョン記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2014-05-28 17:12:31