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LGグループ、水事業に力を集中…太陽光と電気自動車事業に続く成長動力に

    • < 成長し続けるLG水処理事業 >

    「LGグループは将来の事業として、既存の太陽光と電気自動車事業に続き、今後は水事業にも力を集中する」。

    LGグループは最近、社内放送を通じて水産業の現況と将来の展望を従業員に詳細に紹介し、グループレベルで能力を集中するとの計画を明らかにした。水事業を将来の成長動力にするという意味だ。

    27日、LGの関係者は「LGグループ内の各事業所が下水処理場の設計施工に乗り出して、すでに経験と実績を積んできた」とし、「2014年からは民間と公共部門に事業を拡大し、これをもとに築いた競争力を土台に、海外市場に事業領域を拡大して推進していく計画だ」と明らかにした。太陽光や電気自動車と水事業という3つの分野を中心に、LGは環境に配慮した企業としての地位を堅くするという戦略だ。

    実際にLGグループは6月、中東地域の水事業で成果を出し始めた。水処理事業に不可欠なフィルターを製造するLG化学は、オマーン地域に建設する海水淡水化プラントに水処理フィルターを2万個以上供給する契約を結んだ。一日に淡水25万トンを80万人に供給できる規模で、受注金額は初期供給量を基準にして総100億ウォンだ。買い替え需要まで含めると、数百億ウォン台に増える見通しだ。 LGの関係者は「今回の受注は、LG化学が忠清北道の清州工場を稼働してから8ヶ月めに世界19カ国に水処理フィルターを供給したことに続き、淡水化の難しいペルシア湾岸地域の工場にフィルターを供給し、業界で高い評価を受けたものと見ることができる」と説明した。

    これに先立ってLGグループは2010年、グループの次世代成長エンジンの一つとして水処理事業を選定し、系列会社間の関連事業を統合して運営してきた。このためLG電子は2011年に水処理運営の専門業者である大宇エンテックを買収し、2012年には水処理施工業者の日立プラントテクノロジーとともにLG日立ウォーターソリューションズを設立した。 LG化学も水処理フィルターの専門メーカーのH2O社を買収し、グループ間の水処理バリューチェーンを完成して運営している。

    LGはこれまで太陽光や電気自動車のバッテリー事業に投資を集中しており、水処理事業に関する投資はこれらの半分にも満たなかった。しかし今回の社内放送を通じて、戦略の変化を予告した。

    実績でも明らかな進展が現れている。 LGハイエンテックは、2012年は317億ウォンに過ぎなかった売上げが昨年は1007億ウォンを記録し、4年間で3倍以上に増えた。 LG日立ウォーターソリューションも、2012年に129億ウォンだった売上げは昨年は725億ウォンを記録した。赤字にあえいでいた営業利益も昨年は黒字に転換し、質的な成長も成し遂げたという評価だ。
  • 毎日経済_カン・ヨンウン記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2016-09-27 20:43:21