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LG化学「テスラのライバル」ファラデー・フューチャー社にバッテリー供給

    • < グローバル電気自動車バッテリーのシェア順位 >

    LG化学は「テスラのライバル」と評価されている米の電気自動車メーカーのファラデー・フューチャー(Faraday Future)社と、バッテリーの供給契約を締結した。

    ファラデー・フューチャーは3日(現地時間)、「LG化学とパートナーシップを結び、現存する技術の中で最もエネルギー密度の高い電気自動車用バッテリー技術を開発した」と明らかにした。この技術はファラデー・フューチャー社の電気自動車専用バッテリープラットフォームであるVPA(Variable Platform Architecture)に採用される予定だ。 VPAは必要に応じて搭載バッテリーの容量を増やすことができる、ファラデー・フューチャー独自のシステムだ。

    両社は「現在、具体的な契約の規模などまでは協議はなされなかった」と説明した。LG化学の李雄範(イ・ウンボ)電池事業本部長(社長)は、「両社の技術協力は電気自動車用バッテリー分野の進歩のための重要な一歩になるだろう」という評価をくだした。現在、量産モデルもないファラデー・フューチャーとの契約に注目するのは、成長の可能性が高いからだ。

    電気自動車のコンセプトカーを継続して発表しているファラデー・フューチャーは、電気自動車専門メーカーの中で最も注目される企業だ。米国カリフォルニア州に本社を置き、中国系資本で設立されたスタートアップ企業で、従業員1400人あまりが働いている。 「3年以内にテスラを捕まえる」という目標で、今年の初めに世界最大の家電見本市であるCESで、小型宇宙船コンセプトの1人用電気自動車「FFゼロ01」を発表して業界の関心を受けた。

    すでにファラデー・フューチャーは米国ラスベガスの近くに10億ドル(約1兆1500億ウォン)を投資して、電気自動車工場を建設中だ。また親会社である中国企業の「ルーホールディングス」は、中国の浙江省に120億元(1兆9800億ウォン)規模の電気自動車生産設備の建設などを推進している。

    完成車業界の関係者は、「今年のコンセプトカーの発表に続き、LG化学との契約発表などの動きを考慮すると、ファラデー・フューチャーが1~2年以内に量産モデルを出すものと見られる」と予想した。

    それだけに今回の契約で、2020年の売上げ7兆ウォンを目標に掲げたLG化学の電気自動車用バッテリー事業にも力が込められるようだ。

    先月末、LG化学は電気自動車用バッテリー事業で、2020年までに世界1位を達成すると発表した。この当時明らかにした受注規模だけでも世界28社の完成車メーカー、82件のプロジェクトで36兆ウォンに達した。これにファラデー・フューチャーまで加われば、LG化学の受注はさらに増える見通しだ。

    現在、LG化学はGMやフォードそしてクライスラーなど、北米の自動車3社をはじめとする世界28社の自動車メーカーに電気自動車用バッテリーを納品している。
  • 毎日経済_チョン・ウク記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2016-10-04 19:53:03