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ポスコ、13四半期ぶりに最高の実績をあげるか…営業利益8000億ウォン超え

    • < ポスコ営業利益 >

    ポスコは今年の第3四半期に、8000億ウォンを超える営業利益(以下、連結ベース)を達成するとの見通しが出ている。ポスコは2014年第3四半期に営業利益8790億ウォンを達成した後、四半期ごとの営業利益が3000億~7000億ウォン台に止まったことから、2年ぶりに最高の実績を上げるわけだ。一部では9000億ウォンを超えるかもしれないという分析も提起された。このことから、13四半期ぶりに最高の実績を記録することになる。 9000億ウォン台の四半期の営業利益を最後に記録したのは、2013年の第2四半期(9030億ウォン)だった。

    5日、証券業界によるとポスコの第3四半期の営業利益コンセンサスはここ最近ずっと高くなっており、8660億ウォンと集計された。前年同期に比べて33%、前四半期比では28%増えた数字だ。

    ポスコの実績が改善した最大の要因は、中国の鉄鋼市場の構造調整によって価格が安定したためだ。自動車や家電などの国内販売価格が引き上げられ、中国の国内価格が上昇し、輸出価格も引き上げられた。これに加えてポスコが力点を置いている、自動車鋼板などの高付加価値製品に集中する戦略が徐々に効果を表しているものと解釈される。

    海外法人の業績改善も、連結業績の向上に寄与している。

    ポスコの海外鉄鋼事業は昨年第3四半期に1173億ウォンの赤字を出したが、昨年の第4四半期には912億ウォンの赤字に小幅で減少した。今年に入って赤字幅も大幅に小さくなった。特に最大の赤字を引き起こしていたインドネシアの製鉄所(クラカタウポスコ)も、第3四半期には営業黒字を記録したという推定が出ている。ポスコ建設も第2四半期には営業赤字を記録したが、第3四半期には黒字転換するだろうと期待を集めている。

    ポスコは上半期に営業利益1兆3383億ウォンを達成した。このような傾向が続けば、今年の年間営業利益は3兆ウォンを大きく上回る可能性がある。

    LIG投資証券のキム・ミソン研究員は、「鉄鋼業況が回復しており、子会社の構造調整を通じて連結実績が改善され、ポスコの年間営業利益は昨年比で1.8倍の水準まで増える可能性がある」と語った。

    このような実績の改善は、中国鉄鋼業の構造調整が順調に進んでいることを前提としたものであり、まだ速断するには早い面もある。合併して世界第2位の鉄鋼会社に跳躍した宝山鋼鉄と武漢鋼鉄は、先月下旬に中国政府の合併承認を受けた。このような構造調整が適切に行われると、世界的な鉄鋼不況を招いた供給過剰現象が抑制され、全体的な鉄鋼景気の回復につながる可能性がある。

    韓国投資証券のチェ・ムンソン研究員は、「宝山鋼鉄と武漢鋼鉄の合併などで鉄鋼メーカーが大型化すると、産業の集中度と価格交渉力が高まる」とし、「短期的には第4四半期の業績改善につながるかは未知数であり、中長期的に合併の効果を見なければならないだろう」と語った。
  • 毎日経済_パク・ヨンボム記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2016-10-05 17:38:58