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韓国経済「パーフェクトストーム」初期段階か…青年失業率9.4%、過去最高

  • 超大型の悪材料が重なり、韓国経済が「パーフェクトストーム」の初期段階に進入したのではないかという懸念が高まっている。

    輸出不振と散発的な構造調整によって失業率が急騰した中で、韓国の国内総生産(GDP)の20%ほどを占めるサムスン電子とヒュンダイ自動車が海外市場で困難をきたしている。このような中で、韓国経済の「雷管」格の家計負債の急な増加傾向は止まらないままだ。株式市場では外国人の資金離脱の兆しさえ現れている。 2000年代半ば以降、韓国経済が享受してきた「サムスン・ヒュンダイ自動車特需」と「中国特需」が急速に涸れているという診断だ。

    12日、統計庁によると9月の失業率は、前年同月との比較で0.4%ポイント上昇した3.6%を記録した。これは2005年9月(3.6%)以来、同じ月を基準にして最も高いレベルだ。青年失業率は9.4%で、前年同期比で1.5%ポイント上昇した。統計作成を開始して以来、9月の時点では最高レベルだ。キム・ヨンラン法の施行と造船・海運の構造調整などが重なった10月以降の雇用市場の状況は、一寸先を見通すことができない状況だ。

    輸出戦線も崩れている。今月に入って10日までの輸出額は94億6800万ドルで、前年同期比で18.2%減少した。サムスン電子のギャラクシーノート7の販売中断と、ヒュンダイ自動車のストライキと輸出不振の余波などを考慮すると、10月以降も深刻な苦戦が予想される。韓国経済の柱が揺れているが、家計負債は不動産景気に支えられて急増傾向を続けている。

    この日、韓国銀行によると去る9月の銀行家計融資は前月比で6兆1000億ウォン増え、GDPの90%を超えた。

    パク・チョンドン仁川大貿易学部教授は、「最近数年間に培ってきた貿易収支は、中国の安い賃金を利用して先進国に安価で売る方式で成されてきた虚像に過ぎず、すぐにでも崩れることがある」と警告した。
  • 毎日経済_コ・ジェマン記者/チョン・ウイヒョン記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2016-10-12 20:12:32