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増加し続ける家計負債に警告灯…今年1~8月で69兆ウォン急増

信用リスクが注意段階に進入 

    • < GDP90%に差しかかる家計負債 >

    家計負債を中心に民間信用が急激に増加し、国際基準で注意段階に達したことが分かった。韓国銀行は1日、国会に提出した通貨信用政策報告書で、今年1~8月の預金取扱機関の家計融資が同期間過去最大幅の68兆6000億ウォン増えたと明らかにした。

    家計・企業などの民間部門の「信用ギャップ(Credit-to-GDP gap)」は、今年第2四半期に3.1%で国際決済銀行(BIS)基準の信用リスク「注意」段階に入った。信用ギャップとは、名目国内総生産(GDP)に対する家計負債の比率が長期傾向値から外れた程度をいう。

    BISは、信用リスクの段階を「警報」(10%を超える)「注意」(2~10%)「普通」(2%未満)に区分するが、韓国は中国とカナダに次いでオーストラリア、ブラジル、日本などと一緒に「注意」段階に分類された。

    昨年第1四半期以降、収縮局面に入った企業信用とは異なり、家計信用は継続的に拡張されている傾向にある。家計融資の増加の主な要因としては、△分譲価格の自律化などの住宅景気の刺激対策 △商業用不動産に対する投資需要 △チョンセ(保障金一括払い式賃貸住宅)難の持続に伴う住居費用の上昇などが挙げられた。

    相互貯蓄銀行などのノンバンクの預金取扱機関の家計融資が今年に入って、昨年の同期間の増加幅(10兆7000億ウォン)の2倍を上回る25兆5000億ウォン増加し、「質的悪化」も指摘された。預金銀行が家計融資を減らすことにより、風船効果で第2金融圏の融資が急増したためだ。
  • 毎日経済 プ・ジャンウォン記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2016-11-02 09:24:18