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サムスン電子、普及型テレビで中国市場奪還に乗り出す

LED数を削減してレンズ使用で厚さと価格の引き下げる 

  • 最近になって停滞していたテレビ需要が再び息を吹き返している。市場調査機関であるトレンドフォースによると、第3四半期のグローバルLCDテレビ市場の規模は5715万台で、前年同期と比較して5.8%増加した。サムスン電子の第3四半期のテレビ販売量が前四半期より6.6%増加した1130万台を記録した。サムスン電子は、グローバル全体テレビ市場の売上高・販売台数ベースで、不動の市場1位を11年連続を維持している。

    しかし、中国市場で韓国産テレビはすかっりと参っている状態だ。中国国内市場で中国企業の市場シェアは80%を超え、中国企業同士の競争が激化している傾向にある。中国テレビメーカーの販売が増えて韓国産テレビ製品のシェアが5%未満に低下した。中国メディアが市場調査機関IHSを引用した報道によると、中国ではサムスン・LGなどの韓国産テレビの割合は、2014年の6.9%から2015年には5.6%に下がり、今年(第3四半期累計)は4.5%まで下落して5%以下に落ちた。

    ソニーなど日本製品のシェアも2014年に9.0%、2015年に6.6%、2016年に4.4%と続けて低下している。一方、中国市場内の台湾テレビの割合は、2014年に2.1%、2015年に3.7%へと上昇し、今年は4.4%で韓国産の割合と似通った。

    これにサムスン電子は、来年に普及型テレビラインを強化して、中国の市場シェア回復に乗り出す。サムスン電子は、液晶表示装置(LCD)テレビの光源の役割をする発光ダイオード(LED)の数を減らし、価格を抑えた普及型テレビを来年に発売する。LEDの数を減らし、光を反射させるレンズ技術を活用し、厚さも従来のテレビより30%程度薄くなる。サムスン電子は、プレミアムテレビと普及型LCDテレビで中国・東南アジア・中南米市場の需要を引き出す計画だ。
  • 毎日経済 イ・ドンイン記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2016-12-12 16:10:26