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2017年酉年「1コノミ」が拡大… 1人用商品の売り上げが上昇

    一人経済を意味する「1コノミ」が全国の流通地図を新たに書き換えている。大型マートのカンピョンシク(簡便食)は独りで食事をする「ホンバプジョク(独り飯族)」のむなしい腹を満たして、4缶で1万ウォンのコンビニビールが孤独な「ホンスル(独り酒)」男女の夜に同行する。自分のニーズに合わせた「自分だけの家具」を作るために、スマートフォン「オムジジョク(親指族)」がオープンマーケットのDIY家具決済ボタンを押す。2016「丙申年」が1コノミの元年であったらば、2017「丁酉年」は1コノミの拡張期になる見通しだ。

    1日、オークションによるとオープンマーケットは1コノミ族の主要なショッピングチャンネルとして浮上した。 2014年の販売量を指数100に設定すると、2016年に簡便食は195、小包装米(10キログラム以下)は190、DIY家具は272、1人用の電気釜は163に大幅増加した。

    すべてで昨年よりも売り上げの上昇率が急峻だ。 Gマーケットでも真冬の寒さを一人でしのごうとするミニヒーターと小型ラジエーターの販売量が、先月に入って前年同期比で44~54%ほど増加した。

    オークションのイム・ジョンファン マーケティング室長は、「1コノミ族は流通や文化など多方面でパワーコンシューマーに生まれ変わっている」とし、「自分のために価格性能比を高める1人消費が流通のトレンド」だと評した。

    大型マートでは1人世帯のための簡易家庭食がすでに定着した。イーマートの「ピーコック」の昨年の売り上げは1750億ウォン。 2014年の売り上げ高(750億ウォン)よりも2年の間におよそ1000億ウォン増えて、前年(1270億ウォン)に比べても38%増加した。 イーマート全店舗で売れたピーコックの1位製品はエビチャーハンとユッケジャンなどの即席調理製品だ。

    調理せずに電子レンジですぐに飲食が可能なコンビニ弁当も大勢だ。コンビニ「CU」の昨年のお弁当の売り上げ高(1~11月)は194.1%増加した。 CUのお弁当は伝統的人気商品の「バナナ牛乳」や焼酎を抜いて、自社売り上げベストセラー1位に上り詰める異変にまで拡大した。 GS25の昨年のお弁当の売り上げ伸び率も174.6%だった。 GS25の昨年のベスト商品の中には「キム・ヘジャ名家パサクプルコギ」(3位)と「マイホンチキン弁当」(9位)がトップ10製品に含まれた。お弁当としては初めてのことだ。

    1コノミは宅配社の配送風景やスマートフォンの壁紙に並んだアプリまで変えている。

    eBayコリアがGS25と協議して作成した無人宅配ボックス「スマイルボックス」は9月、1人世帯が密集した冠岳(クァナク)・江南・松坡区のコンビニに設置された。宅配便さえもコンビニが代わりに受け取ってくれる時代が来たわけだ。またシングル族を狙って、「1+1」あるいは「2+1」で構成されたコンビニ製品の贈呈品をアプリに保管して後日購入したり、コンビニ弁当を事前注文できるようにしたGS25のアプリのダウンロード数は100万件をすでに超えている。

    韓国社会で現在、4世帯のうち1世帯が1人世帯だ。統計庁の人口住宅総調査をみると、2015年の時点で1人世帯の割合は全体の27.7%で、総520万世帯に該当する。 2035年には34.4%と、3世帯のうちでひとつが1人世帯となる予定で、1コノミはさらに拡大する見込みだ。
  • 毎日経済_キム・ユテ記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2017-01-01 17:19:08