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暁星vsコーロン、「水素燃料電池自動車」市場をめぐって激突

    繊維業界の伝統のライバルである暁星(ヒョソン)とコーロンは、今度は「水素燃料電池自動車」市場をめぐって勝負を繰り広げる。スパンデックス・炭素繊維・タイヤコード・輸入車事業など、さまざまな事業群で競争している両社が水素関連市場で再び激突しているわけだ。

    財界によると3日、暁星とコーロンは新成長動力として「水素自動車」関連の事業を掲げて事業領域を広げている。暁星は水素自動車充填所事業を拡大してきている。昨年12月、ソウル市良才洞の現代自動車水素ステーションに水素電気自動車専用の700バール(Bar)級の充填システムを設置した。 700バール級水素充填器はこれまでの充填器よりも充填速度が速く、高圧容器を使用してより多くの量の水素充填が可能だ。先月23日には産業通算資源部が推進する「水素融合アライアンス常設推進団」に参加した。水素自動車の普及と充填インフラの構築を通じて、未来事業の育成の乗り出したわけだ。

    ライバルであるコーロンの「水素自動車」関連事業も足取りが速くなっている。コーロンは先月10日、アン・テファン技術研究院長をコーロンインダストリー代表取締役に選任する人事を断行した。業界では李雄烈(イ・ウンヨル)会長、パク・トンムン社長とともに水素燃料電池事業をひきいていくものと分析している。 2006年から本格的に水素燃料電池技術の開発を始めたコーロンは昨年末、米国ゴア(GORE)社から重要部品とされる膜電極接合体(MEA)を導入した。 MEAは水素燃料電池で電気を発生させる役割を果たす。水素燃料電池のコストの40%を占めるほどの高付加価値製品だ。

    コーロンインダストリーは、昨年5月にサムスンSDIから買収した水素2次電池事業チームを中心に、「水素自動車」関連の市場を先取りするという計画だ。産業研究院(KIET)によると、水素燃料電池自動車の市場は2015年の3400億ウォンから、2025年には33兆ウォンに100倍近く成長する見込みだ。米国などの先進国だけでなく、中国や韓国政府も水素自動車の普及に積極的に乗り出している。
  • 毎日経済_カン・ヨンウン記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2017-03-03 22:29:44