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破格の預金利息・ローン金利…ネット銀行「Kバンク」金融市場を揺らす

  • 24時間金融商品の登録や利用が可能な国内初のインターネット専門銀行「ケイバンク(K bank)」が3日、公式に発足した。この日の午前0時からKバンクが正式サービスを開始するやいなや、これまで忙しい日課で銀行に寄ることの難しかった会社員や若者層を中心に爆発的な関心を呼んだ。サービス開始15時間後の同日午後3時現在、加入者数は1万4524人で貸出件数は1019件と集計された。 16の都市銀行の非対面口座の月平均開設件数(1万2000件)よりも大きい数値だ。

    ケイバンクの立ち上げは、既存の銀行の営業環境の革新的な変化を予告している。インターネット専門銀行(ネット銀行)を通じて、オフラインの支店に直接移動することなく、オンライン・モバイルを介してすべての金融業務を処理することができる。支店を運用しないので経費も低く、それだけ市中銀行よりも預貯金商品の金利は高く、貸出金利は低い。客の立場からは魅力的な、新しい預貯金・貸出の代案になるものと思われる。そのうえ金融当局が史上最大規模の1400兆ウォンにふくれた家計負債の増加速度にブレーキをかけるために、第1・2金融圏の金ヅルを締めている状況であることから、急な金の必要な借り手がネット銀行に大挙して集まる見込みだ。

    この日、光化門のKTスクエアで発足式を行ったケイバンクは、24時間365日どこからでも顧客の希望するサービスを受けることができる「バンクエブリウェア(bank everywhere)」の時代を開くと宣言した。

    ケイバンクのシム・ソンフン銀行長(頭取)は、「顧客の観点から希望する銀行サービスを、時間と場所に関係なく自由に利用できる新しい銀行を作る」と強調した。

    任鍾龍(イム・ヂョンリョン)金融委員会委員長はこの日の発足式で、「ケイバンクは1年半のあいだ、難しくてたいへんな産みの苦しみの末に生まれた玉の子」だとし、「ビッグデータ基盤の新しい信用評価や人工知能(AI)資産管理サービス、音声認識バンキングなどで競争を超えた革新をもたらすだろう」と期待した

    ケイバンクが出した金融商品のうち、市中銀行よりも低い金利のローン商品が大きな注目を集めている。代表商品である「職場人Kローン」の場合、最低年2.73%の低利で提供する。中金利ローン商品の「スリムK中金利ローン」の最低金利は年4.18%で、4~7等級の中・低信用者が第2金融圏で15~20%台の金利で融資を受けているものと比較して破格的だ。

    シム頭取は、「ケイバンクは小規模の人力で店舗なしに運営するだけに、第1金融圏の中で最高レベルの金利メリットを顧客に提供する」とし、「銀行融資の敷居で困難を経験した新社会人・青年・小商工人・庶民層などを新たに抱きとめたい」と強調した。
  • 毎日経済_チョン・ヂソン記者/パク・ユネ記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2017-04-04 06:51:18