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共働き増加と大気汚染により清浄機・乾燥機・スタイラーが新しい「必須家電製品」に

    衣類乾燥機・空気清浄機・スタイラーが、新しい「必須家電製品」の隊列に上がった。共働き夫婦が増えたし、微細粉塵に対する関心も高まったからだ。各家電メーカーも競争しつつ、新製品を出荷している。飽和状態に達した白物家電市場を代替する、新しいブルーオーシャンが大きく開かれたわけだ。

    12日の家電業界によると、国内の衣類乾燥機の市場は昨年の年10万台レベルから、今年は60万台レベルに急増することが予想される。もはやニッチ市場ではなく、主力家電市場のひとつに分類するに値する。

    これは共働き夫婦が増えたことで、家事労働の時間を短縮してくれる製品に対する関心が大きくなったうえに、日ごとにひどくなる微細粉塵で、以前のように外で洗濯物を干すのが難しくなったからだ。消費電力を低減して、消費者の電気料金負担を軽減したことも乾燥機人気の理由だ。

    業界の関係者は、「近いうちに衣類乾燥機の販売台数は、ドラム式洗濯機に似たようなものになると予想している」とし、「米国・カナダのように、韓国でも衣類乾燥機が必須家電としての座を占めるようになるだろう」と予想した。

    サムスン電子が最近発売した乾燥機は、低温乾燥と除湿プロセスを繰り返すヒートポンプ技術を採用し、布の損傷を最小限に抑えた。除湿センサーが洗濯ものの水分量を正確に測定して生地の中の湿気を除去する方法で、5キログラム洗濯を基準にして標準コース1回時の電気代は約180ウォンが発生し、電気料金の負担を最小限に抑えた。

    LG電子は電気乾燥機とガス式乾燥機の両方を生産するなど、さまざまな乾燥機のラインアップを備えている。その中でも国内唯一で「インバータヒートポンプ」を採用した電気乾燥機が代表製品だ。この乾燥機の最大の特徴は、モータの速度を自在に調節できるインバータ技術だ。モータ速度を調節できることから、忙しい時は乾燥時間を30分ほど短縮できるスピードモードを選択することができる。

    家の中の微細ホコリをキャッチする空気清浄機の市場も急速に成長している。昨年に国内販売量が100万台を突破したことに続き、今年は40%以上に伸びた140万台市場が形成されることが期待される。

    最近出荷される空気清浄機は超微細粉塵までろ過するだけでなく、加湿機能などの追加機能を搭載したことが特徴だ。

    サムスン電子の空気清浄機「ブルースカイ」は、超微細粉塵や0.02㎛サイズのナノ粒子まで99%ろ過する。サムスン電子の関係者は、「今年新たに発売したブルースカイ6000は空気清浄機能と加湿機能を同時に備えており、大きな人気を集めている」とし、「また新たな設計によってフィルターの寿命は伸び、フィルターの交換や清掃を容易に行えるようにして、消費者にとって面倒なフィルター管理の問題も解決した」と語った。

    LG電子は室内の空気をより均等に浄化できるように、「クリーンブースター」を装着した「ピュリケア(PuriCare)360°空気清浄機」を公開した。製品の上部吐出口の上に装着したクリーンブースターは、強力な風で浄化された空気を遠くまで飛ばす。汚染された空気をさらに多く吸入できる360度の吸入口も自慢のタネだ。

    スタイラーはLG電子が生産するユニークな商品だ。微細な高温の蒸気を噴出して服から臭いを除去し、しわを伸ばしながら細菌や微細ホコリも排除する。特に新婚夫婦などの若い層に人気が高い。

    とは言え、これらの製品が全家電製品の売上げに占める割合はまだわずかだ。しかし成長が停滞した既存の白物家電市場とは異なり、毎年数十%ずつ成長している市場だという点で魅力的だ。業界の関係者は、「乾燥・空気清浄機などの需要増加は現在、確かなトレンドとなっている」とし、「果敢な投資を通じて、既存の白物家電に続く新たな家電製品市場を育てていく」と語った。
  • 毎日経済_キム・ドンウン記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2017-04-12 17:57:33