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イケアと手を組んだLG化学…英国で家庭用蓄電システムを発売

  • LG化学は英国の太陽光バッテリー市場を攻略するため、スウェーデンの家具製造企業イケアと手を組んだ。LG化学が保有している世界レベルの家庭用太陽光バッテリー製品を、イケアの流通網を活用して販売するという戦略だ。

    業界によると、LG化学は最近に太陽光発電所の施工会社のSolarcentury(ソーラーセンチュリー)社とスウェーデンの家具メーカーIKEA(イケア)社と手を取り合い、英国で家庭用蓄電システムを発売した。イケアが発売する製品は、LG化学のリチウムイオンバッテリーを基盤にした3.3kwh(キロワット時)モデルが採用されたことが分かった。

    LG化学がソーラーセンチュリーにバッテリーを納品すると、ソーラーセンチュリーが完成品を作ってイケアが販売する方式だ。この製品はソーラーパネルとバッテリーで構成されており、太陽光発電を行ったあとに残った電気を貯蔵して販売することができる。年間80万ウォンほどの電気代の節約が可能となり、1000万ウォン相当の製品価格を考慮したとき、製品を12年使用したあとから購入費用を取り戻すことができる。イケアは25年間の製品保証期間サービスを提供している。

    イケアは世界35か国に253店舗を備えている。最近は木材とプラスチックをリサイクルした家具を製作したり、家庭用太陽光発電の貯蔵装置を販売するなど環境にやさしい事業に本格的に乗り出している。今回の協業でイケアは「環境にやさしい企業」というブランド価値を高め、LG化学はイケアの巨大流通網を活用し、家庭用太陽光発電市場に本格的に進出する「Win-Win」の関係を構築することになった。

    イケアは製品を英国で優先して発売したあと、自社が流通網を確保したヨーロッパやアメリカなどで販売を拡大する計画だ。英国政府が主導して太陽光発電を育成しているだけに、試験的に製品を販売したあとに範囲を広げる方針だ。

    業界ではイケアの販売拡大により、LG化学が急速に成長している家庭用ESS市場での競争力を強化できるものと期待している。市場調査会社ナビガントリサーチ(Navigant Research )によると、住宅用ESS市場の規模は今年の7300億ウォンから2024年は12兆ウォンに、年平均44%の高い成長を示すと予想される。
  • 每日経済 カン・ヨンウン記者 | 入力 2017-08-04 16:18:14