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サムスン電子・LG電子、UHD TV市場の先行獲得のために価格競争
グローバル薄型TV中、UHD TV割合・韓国内 普及型 UHD TV 価格
- コンテンツ不足という致命的な条件にもかかわらず、UHD(超高画質)TVが国内家庭に速い速度で食い込んでいる。国内二大テレビメーカーのサムスン電子とLG電子がUHD TV市場の先行獲得のために、先になり後になりつつ価格競争に乗り出した点もUHD TVの普及を促進している。
< グローバル薄型TV中、UHD TVの割合 >
家電業界によると11日、サムスン電子は16日から普及型カーブドUHD TV「HU 7200」を販売する。サムスン電子はUHD TVの中でも、自ら技術的優位にあると自評している曲がった画面のカーブド製品に集中している。
サムスン電子は最近まで、「カーブド」製品を高級製品として市場に認識させようとするマーケティングを繰り広げてきた。したがって、この5月には普及型としてフラットUHD TVだけを発表したが、カーブド製品の普及が優先だと判断し、カーブド製品も普及型として出すことになった。サムスンの普及型カーブドUHD TVの出庫価格は、55型が420万ウォンで65型が640万ウォンだ。15日までに購入予約すると、それぞれ300万ウォン後半と500万ウォン台後半で購入できる。既存の高級カーブドUHD TVよりも150万ウォン以上安い価格だ。
LG電子は今月初め、200万ウォン前半の普及型フラットUHD TV「UB 8400」を出荷して、国内UHD TV市場のシェア拡大に乗り出した。
去る3月、390万ウォンの49型普及型UHD TVよりも150万ウォン以上安くなった。昨年6月に初期モデルとして出荷した高級UHD TVの価格と比較すると半分以下に値が落ちたわけだ。55型の普及型フラットパネルUHD TVの価格も300万ウォン台前半だ。値下げ攻勢に力を得て、UHD TVの購入が速い速度で増えている。サムスン電子は去る3月末の発売1カ月めで、UHD TV4種の予約販売で国内1000台以上の販売実績を上げた。LG電子は3月末の予約販売時から3週めで900台以上販売しており、第1四半期に比べて第2四半期には、UHD TVの販売が3倍以上に増えた。< 韓国内 普及型 UHD TV 価格 >
業界ではUHD TV市場の先行獲得のために、家電業界の価格競争がしばらく続くと予想した。当面の収益性は減少しても、UHD TVが大衆化てこそ持続した収益を保証されうるからだ。
サムスン電子とLG電子のUHD TV普及競争にもかかわらず、UHDコンテンツ不足は依然として問題点として残っている。「高い金をかけてUHD TVの新製品を買ったけど、購入時にサンプルとして提供された映画以外に、まだUHD画質の番組を見たことがない」という消費者の不満が増えている。
国内ケーブル放送は、この4月に世界初のUHD放送を実用化した。現在、CJハロービジョンとティーブロード(t-broad)、シーエンドエム(c&m)などがUHD放送を送出している。
とは言え、実際にはコンテンツが不足して、年末までの目標は200時間に過ぎない。 6月にUHD放送送出を開始した衛星放送もチャンネルが1つだけで、年末までに確保すると明らかにしたUHDコンテンツは230時間だ。
一部のテレビ製品とケーブル放送の信号が一致しないため、下半期のセットトップボックスの発売まで、UHDコンテンツの鑑賞が制約される場合もある。
無料視聴が可能な地上波放送は、UHD放送技術標準の選定と周波数の確保が遅れ、UHD放送がいつ可能になるのか不透明な状況だ。
業界関係者は、「サムスン電子とLG電子の価格競争でUHD TVが普及すれば、消費者のUHDコンテンツ需要とUHD放送の要求が高まり、UHDコンテンツの拡大を圧迫する様相に流れることもありうる」と説明した。 - 毎日経済_イ・ヂンミョン記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2014-07-11 15:48:44