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韓国電力、21兆ウォンの英原発獲得…中国破って優先交渉者に

  • 韓国と中国がぶつかりあった英ムーアサイド原発事業買収戦で、韓国の勝利が有力とされる。韓国電力のムーアサイド原発事業の受注が確定すると、韓国は2009年のアラブ首長国連邦(UAE)後の8年ぶりに、原発輸出に成功することになる。

    政府と発電業界によると6日、英国ムーアサイド原発開発会社の大株主である日本の東芝は、韓電をムーアサイド原発事業の優先交渉対象者に選定する議論を事実上終えて、近いうちにこれを発表する計画であることが伝えられた。当初、今回の買収戦では「原発崛起」を打ち出した中国が、先進国市場への進出を狙って攻勢に出てきたうえに、韓国政府が「脱原発政策」を打ち出して、韓電の立場が困難になるのではないかという観測もあったが、最終的に中国の激しい追撃を振り切って受注に成功した。

    英「ムーアサイドプロジェクト」は、日本の東芝が持分100%を所有している原発開発会社のニュージェン(NuGen)社が、英国北西部のムーアサイドに2025年までに総3.8GW(ギガワット)の容量の原発3基を建設する事業だ。総規模は21兆ウォンに達する。東芝は2006年に原発の核心技術を保有している米ウェスチングハウス社を54億ドルで買収したが、原発部門で7兆ウォンに達する損失をこうむったことから原発事業からの撤退方針を決め、ニュージェン社の株式売却を推進してきた。それ以後、先進国への原発進出の足場にしようという韓国と中国がこれまで激しく買収競争を繰り広げた。

    政府も「脱原発と原発輸出は別」と、一歩遅れて受注支援に乗り出した。白雲揆(ペク・ウンギュ)産業通商資源部長官は先月27日、趙煥益(チョ・ファンイク)韓電社長と李官燮(イ・グァンソプ)韓国韓国水力原子力社長などとともに英国を訪問し、グレッグ・クラーク英国ビジネス・エネルギー・産業戦略部長官に会って原発受注の意志を強調した。

    英国の輸出原発候補は韓国型の新型であるAPR 1400になると思われる。このモデルは韓国が独自の技術で開発し、UAEにも輸出された。
  • 毎日経済_カン・ドゥスン記者/ソク・ミンス記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2017-12-06 18:10:57