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サムスン電子、否定するも後を絶たないOLEDテレビ発売の噂

  • サムスン電子が最近浮上した「OLED(有機発光ダイオード)テレビ」市場再進出の噂を公式的に否認した。それでもサムスン電子がOLEDテレビ市場に進出するという話が家電業界では後を絶たず、その背景に関心が集まる。

    サムスン電子テレビ事業を総括するハン・ジョンヒ映像ディスプレイ事業部長(社長)は、「(OLEDテレビ事業の再開の噂について)事実ではない」とし「量子ドットテレビとマイクロLED(発光ダイオード)のツートラックで行く」と明らかにした。サムスン電子は過去、OLEDテレビを次世代テレビ製品として育成すると発表したが、2014年以降は関連製品を発売していない。代わりに量子ドットなどの他の方法でプレミアムテレビを発売したきた。

    サムスン電子の否認にもよらずOLEDテレビ進出説が提起されている理由は、現在のプレミアムテレビ市場がますますOLEDテレビを中心に広がっているためだ。市場調査会社IHSマークイットによると昨年2500ドル以上のプレミアムテレビ市場でサムスン電子は市場シェア18.5%で3位にとどまり、ソニーとLG電子が30%を超えるシェアで1位と2位を占めたが、その原動力はまさにOLEDテレビだった。これまで中断していたOLED事業の再開を検討しているという噂が出てくる背景だ。

    サムスン電子の関係者は「モバイルとは異なりテレビにはOLEDが適していない」とし「ただし、OLEDと量子ドットの利点を組み合わせたQD-OLEDを開発中」と説明した。

    ただしQD-OLEDテレビは技術的に限界があり、2020年以降に商用化された製品が出てくるという見通しだ。一部ではサムスン電子が数百人規模のOLEDテレビの開発組織を準備しているという話も聞こえて来る。現在、LG電子とLGディスプレイなどが出すOLEDテレビより一段階発展したテレビを出すという推測も提起した。一方、サムスン電子は今のところOLEDテレビ進出の可能性はないと明らかにした。
  • 毎経エコノミー 第1947号 カン・スンテ記者 | 入力 2018-02-26 09:53:39