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サムスンがスマートフォンに「再創造」を刻んだワケ

  • 「Reimagined(再創造)」。

    サムスン電子がギャラクシーS9とQLED TVなど、自社の代表モデルで「再創造・再創意」の価値を強調したことからその背景が注目される。

    サムスンは先月、スペインのバルセロナで公開した新製品「ギャラクシーS9」で、スマートフォン本来の機能よりもカメラの性能向上に技術力を集中した。サムスンさえも公式スローガンとして「The Camera. Reimagined」というフレーズを掲げたほどだった。続いて去る7日、米ニューヨークで公開された自信作「QLED TV」でもこのような現象が現れた。

    パネル本来の価値よりもテレビを視聴していない時間帯にも天気やニュースなど、生活情報を見ることができる「アンビエントモード」などの便利な機能を強調するために力を注いだ。サムスンはこのためにニューヨーク・タイムズのマーク・トンプソン最高経営責任者を製品発表の舞台に登場させるびっくりイベントまで開いた。

    エレクトロニクス業界は、サムスンが核心製品において「再創造・再創意」という価値を付与することについて、大きく2つの効果を狙ったものと分析している。まず「ナンバー1」サムスンを追撃するLG電子や中国の巨大企業に対応し、製品の選択価値を多様化しようとする「フレームの切り替え」効果を図っているという解釈だ。これに加えて、スマートフォンとテレビ市場で来年は「超革新的な製品」を準備するための「時間稼ぎ」戦略が反映しているということだ。業界の関係者は「サムスンはこれまでOLEDテレビ陣営と激しく画質優位論争を繰り広げてきた」とし、「ニューヨークのイベントで付加機能アンビエントモードを中心として掲げたという点で、サムスンが画質競争フレームを消費者中心フレームに転換している」とした。

    エレクトロニクス業界の別の関係者は、「次期作であるギャラクシーS10は10という象徴性など、市場の期待と関心が高い」とし、「ギャラクシーS10の段階で、超革新的な製品で市場を驚かせる衝撃効果を最大化しようと、S9シリーズは付加機能の強化にフォーカスを合わせたという感じ」だと評価した。
  • 毎日経済_イ・ヂェチョル記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2018-03-09 19:35:43