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BTSの力!Big Hitエンタ、営業利益がSM・JYP・YG抜いた

    • < K-IFRS 連結財務諸表基準。資料=金監院 電子公示システム >



    ボーイズグループ防弾少年団(BTS)を前面に出したBig Hit(ビッグヒット)エンターテイメント(代表パン・シヒョク/以下、Big Hit)は、昨年の営業利益でSM、YG、JYPなどのエンターテイメントビッグ3のすべてを抜いた。創業12年ぶりに名実共にエンターテインメント業界の新興強者に浮上したのだ。

    22日、Big Hitは昨年一年間で売上高924億ウォンと営業利益325億ウォンを記録したと、金融監督院の電子公示システムに発表した。これによりBig Hitは2017年の年間営業利益ベースでSM、YG、JYPなど既存のエンターテイメント3強をすべてこえた。

    一週間前にエンタメビッグ3が提出した連結監査報告書によると、昨年の年間営業利益でSMは109億ウォン、YGは252億ウォン、JYPは195億ウォンなどを記録した。

    Big Hitは競合他社3社よりも少ない売上高を記録しても良い収益性を土台に、最高の営業利益を収めたものと分析される。最も実質的に重要な営業を行ったわけだ。昨年を基準にして、Big Hitは924億ウォン規模の売上をあげたが、これはSM(3654億ウォン)、YG(3499億ウォン)に比べ4分の1で、JYP(1022億ウォン)と比較しても90%水準に過ぎない。しかしBig Hitは、エンター業界で記録的な35%の営業利益率で競合他社を打ち負かすことができた。

    Big Hitが社名(ビッグヒット)のように大ヒットを打つことができた秘訣は、完全に防弾少年団の力にあるというのが業界内外を問わない分析だ。

    2013年にデビューした防弾少年団はしばらくの間、大型企画会社の競争グループの陰に隠れていたが、昨年に国外で人気が急上昇し、国内でもユニークなグループになった。特にビルボード・ミュージック・アワードでKポップグループ初のソーシャルメディアアーティスト部門を受賞し、アイドルグループの夢と呼ばれる米国大衆音楽市場に安着することになった。実際、Big Hitは防弾少年団効果に乗って、売上高と営業利益、そして当期純利益を網羅するすべての部門の実績が前年よりも3倍近くに増えた。

    資産と資本も612億ウォンと405億ウォンで、それぞれ前年比で221%と160%増加した。Big Hitは「金融業界からの借入金がなく、堅実な財務構造を示している」と評価した。上場企業ではないBig Hitは、資産120億ウォンを超える会社は業績を公開しなければならないという、株式会社などの外部監査に関する法律の規定に基づいて実績を報告するようになった。

    この日、Big Hitは防弾少年団が収めた実績も一緒に発表した。昨年、防弾少年団の『LOVE YOURSELF 承 'Her'』アルバムは149万枚(GAONチャート2017年公式基準)以上売れて、国内最高記録を立てた。

    国内でアルバムが1ヶ月で120万枚以上売れたことも、2001年の『god』4集以後の16年ぶりだ。また、防弾少年団の国内外のファン層が急激に増加し、ほぼすべての分野で付随的に売上げが大幅に増加した。防弾少年団が昨年行ったワールドツアーは毎回座席が完売になり、全体の観客動員数は55万人を超えた。

    このことから大ヒットを迎えるための競争も、いっそう激しくなる見通しだ。先月、SMとJYPはSKテレコムと年内に新規音源プラットフォームのローンチ計画を発表し、パートナーとしてBig Hitを含めたことがある。

    国内の某企画会社の関係者は、「当時は業歴のより長い企画会社ではなく、Big Hitと手を握ったことが不思議だった」とし、「この日に発表した実績によって、エンターテインメント業界は既存の3強構図を超えて4強として再編されたことを確認できた」と語った。

    Big Hitのコスダック上場もさらに注目されることになった。Big Hitは昨年末に上場意思を明らかにした。同社は下半期に韓国取引所で上場予備審査を受けて、来年初めに証券市場に進出するスケジュールを推進していることが伝えられた。

    Big Hitの関係者は、「2017年は防弾少年団の国内外の成功が財務的成果として戻ってきた一年だった」とし、「単に売上げ規模などの外貌だけが成長したのではなく、収益性と収益多様化などの質的成長がともなって鼓舞的に思う」と語った。
  • 毎日経済パク・チャンヨン記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2018-03-25 05:10:59