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韓電、米の太陽光発電所買収...現地8万世帯に電力供給

    • 韓電が買収した太陽光発電所



    韓国電力(韓電)は米国カリフォルニア州に所在する大規模な太陽光発電所を買収した。グローバルな事業力量を育ててきた韓電が、米国で進めている再生可能エネルギー発電の規模では最大で、米電力市場の攻略のための堅固な足場を整えたという評価が出ている。

    29日(現地時間)、米国のエネルギー業界によると韓電コンソーシアムは最近、カナダの太陽光発電企業が保有している太陽光発電所3ヶ所を一括買収した。発電所3カ所の発電容量は総235メガワットで、韓電が昨年4月に買収した米コロラド州のアラモサ郡所在の太陽光発電所(30メガワット級)の8倍に達する超大型級だ。30メガワットは1万世帯に電力を供給することができる容量だ。

    韓電コンソーシアムは、全体で7億3000万ドル(約7800億円)規模の発電所の持分のうち7600万ドルの株式を確保して筆頭株主になり、発電所の運営とメンテナンスなどを韓電が主導的に担うことになる。米エネルギー業界の関係者は、「韓電コンソーシアムとキウム証券が主管して、国民年金などが参加したコーポレートパートナーシップファンド(コパファンド)が加わった」とし、「全7600万ドルの投資資金の半分(3800万ドル・約400億ウォン)を韓電が、残りの半分をコパファンドが投資した」と明らかにした。買収を完了した韓電側は、4月中に米現地法人の設立を終えて本格的に事業を運営する方針だ。

    ロサンゼルス(LA)から(車両で)北へ2時間ほど離れたところに位置する太陽光発電所は、周辺の地価が非常に安く、日照量が豊富で、太陽光発電の要衝としてあげられる。近隣のLAと周辺都市に多くの人口が住んでおり、電気の需要先を確保することに困難はないというのが業界関係者の説明だ。

    一般に、韓電など公企業の海外資源開発投資は政府の予備妥当性調査をともなうが、今回の太陽光発電所の買収プロジェクトは韓電の実際の投資が多くなく、予備妥当性調査を経なくてもよいという点が事業推進の速度を高めるところに有利に作用した。

    韓電は昨年、米コロラド州に位置した30メガワット規模の太陽光発電所を買収し、米国の発電事業への進出に乗り出した。韓電はコロラド太陽光発電所で生産した電力をコロラド州に販売し、25年の事業期間に2億3000万ドルの売上げを上げると予想している。
  • 毎日経済_ニューヨーク=ファン・イニョク特派員 | (C) mk.co.kr | 入力 2018-03-30 22:26:46