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サムスン、車載用OLEDなど新成長動力で「ビッグバン」を主導

  • サムスン電子は「車両用有機発光ダイオード(OLED)、ファウンドリ、データセンター用メモリ」の3大事業で、グローバルな「ビッグバン」を主導することを予告した。

    サムスン電子は4日、シンガポールで国内外の投資家を招待して「サムスン電子投資家フォーラム2018」を開き、これら3大事業の市場展望とサムスン電子が保有するユニークな技術力を紹介した。クアルコム社などの半導体回路設計を専門とする企業から注文を受けて半導体を委託生産するファウンドリ事業は、昨年の売上高(46億ドル)に比べて2倍以上の100億ドルを今年の目標とし、マイクロプロセスへの投資とグローバルな顧客社の確保に熱を上げている。

    サムスン電子は半導体市場では世界1位の企業だが、DRAMやNAND型フラッシュメモリなどのメモリ半導体に依存しているうえに、中国や米国などから各種の反トラスト規制の圧迫が激しくなっている。

    非メモリ分野であるファウンドリ市場で新たな成長エンジンを確保しておけば、メモリ市場の供給過剰など、今後のさまざまな市場不確実性にも安定して対処することができる。サムスン電子はこの日のフォーラムで、「今年のファウンドリ市場は前年比で5%成長し、売上高基準で630億ドルに達するだろう」と予想した。このうち16%に相当する100億ドルの市場だけ吸収しても、台湾TSMC社に続いてすぐさまグローバルシェア2位に上がることができる。

    ファウンドリ事業とサムスン電子がこの日のフォーラムで強調した未来のビジネスは、まさに電装OLEDパネル事業だ。サムスン電子は「今年は10万枚レベルの戦場用OLEDパネルは、2020年は100万枚で2022年には300万枚レベルに大きく増えるだろう」と予測した。続いて、わが社が確保した技術力である鮮明な画質と低消費電力、薄くて軽いデザインなどを前面に出して関連市場をリードできると確信していた。

    これに歩調を合わせてサムスンディスプレイは最近、高剛性のOLEDパネルを搭載したステアリングホイール、S字型の曲面センター画面表示装置(CID)、透明ヘッドアップディスプレイ(HUD)ソリューションなどを大挙公開した。ドイツの自動車メーカーであるアウディは4世代「A8」モデルにサムスンディスプレイのOLEDパネルを搭載した。

    またサムスン電子はこの日のフォーラムでは、その半導体「超格差」戦略を代弁する極紫外線(EUV)工程と関連し、「EUV導入を通じて一日当たりのウェハ生産量は、今年の1100枚から2019年は1300枚に、2020年には1500枚に増えるだろう」とし、「EUVは工程上の中間に休憩が必要だが、サムスン電子は独自の技術を組み合わせて生産性を高めた」と強調した。
  • 毎日経済_イ・ヂェチョル記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2018-06-04 17:41:10