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SKテレコム、インターネット保険に進出...ハンファ損保と

  • SKテレコムはハンファ損害保険と手を握って、インターネット保険業に進出する。政府の「銀産分離」の緩和によってカカオバンクやKバンクに続いて第3・4のインターネット専門銀行(ネット銀行)の発足が可視化している状況で、保険と情報通信技術(ICT)が結合するインターネット専門の保険会社の設立が推進されており、金融業界に小さくない影響を与えると思われる。 5日、ハンファ損害保険は理事会を開き、インターネット専門保険会社の設立案を確定し、来週に金融委員会に予備認可を申請すると発表した。

    金融当局は予備認可申請を受理すると、2~3ヶ月の審査を経た後に予備認可を行うかどうかを決定する。

    予備認可がおりれば、それ以降は実査と本認可の手順を踏むことになる。予備認可と本認可を経れば、実際の設立までには数ヶ月かかることが予想されるだけに、早ければ来年に発足すると予想される。特にハンファ損害保険が新たに設立するインターネット専門保険会社には、SKテレコムが10%、現代自動車が5%未満の持分で参加する。 SKテレコムは大株主に対する適格性の問題が障害になることを懸念し、最小の持分のみで参加することが分かった。さいきん国会でインターネット専門銀行特例法が通過して、ICT企業がネット銀行に進出することがいっそう容易になったが、大企業排除規定にしたがって、SKテレコムは参加することは容易でない状況だ。

    今回のインターネット専門保険会社に方向を定めたことで、2500万人に達するSKテレコムの顧客データと結合したさまざまな保険サービスが開発されると予想される。 SKテレコムの子会社であるオープンマーケット「11番街」の販売チャネルを通じてシナジーを出す計画だ。また、現在は1000万人が使用している国民ナビゲーションである「Tマップ」のビッグデータを活用した運転者の保険が登場すると予想される。今後の自動車保険、携帯電話補償保険、旅行保険などにサービスが拡大すると見られる。ハッキングの問題に対処するサイバー保険、電子商取引の際に発生する賠償責任保険、さらに保険サービスではなくB2Bサービスにまで範囲が拡大されることがありうる。

    このようなインターネット専用保険会社は、国内では初めてだ。中国では2013年にアリババとテンセントなどが投資して「衆安保険」を設立している。 SKテレコムは2015年、IBK企業銀行・インターパークなどとコンソーシアムを構成してネット銀行に挑戦したが、当時はKTコンソーシアムとカカオコンソーシアムに苦杯を飲まされたことがある。以後、SKテレコムはハナ金融持株とフィンテック企業「Finnq(フィンク)」を設立するなど、金融業への進出を継続して進めてきた。しかし発足1年が経ったが、明確な収益源が見つからず苦戦している。このために最近では電子金融業からその他の金融業に業種を変更し、国外送金や小額融資のようなサービスで業種多様化を試みている。

    ハンファ損害保険の立場でもSKテレコム・現代自動車との合弁で、相乗効果を出すことができる機会だ。既存の損保業市場の拡大が停滞している状況で、第4次産業革命の時代の新しい技術融合・複合商品で市場を開拓できる機会になる。ハンファ損保の関係者は、「既存の自動車保険と他の新しい領域や、1年保険でもさまざまな保険需要を作っていくことができると期待される」と述べた。
  • 毎日経済_イム・ソンヒョン記者/イ・スンユン記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2018-10-05 17:45:15