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韓10大グループの時価総額、195兆が蒸発

サムスン、ガバナンスの問題で苦戦 


    韓国10大グループ上場企業の時価総額が、1年のあいだに約20%減少したことが分かった。グループ別ではハンファ、現代自動車、サムスン、LGの減少幅が目立った。証券業界では、半導体・化学などの時価総額上位銘柄を中心に業績不振に陥ったり今後の業況が悪くなるという懸念が出て、時価総額が減少したと推定した。これに加えて、グローバルなパッシブ資金が韓国市場を売りに流れて時価総額が減った可能性にも言及された。

    26日の韓国取引所によると、相互出資制限企業集団の資産総額上位10グループ(公企業を除く)に所属する上場企業の時価総額は、23日の時点で823兆3150億ウォンと集計された。これは1年前の1018兆7490億ウォンよりも195兆4340億ウォン(19.2%)減少した数字だ。同じ期間における10大グループ以外の時価総額は、908兆7630億ウォンから781兆9640億ウォンで14%減少した。 10大グループの時価総額が大幅に減り、市場全体に占める割合も1年前の52.9%から51.3%に下落した。


    グループ別では現代重工業(3.9%)をのぞいた9つのグループの時価総額がすべて減少した。特にハンファは時価総額が34.8%減少し、減少幅が最も大きかった。現代自動車(-29.4%)とサムスン(-21.2%)そしてLG(-20.6%)などが続いた。

    ハンファケミカルはここ1年間の時価総額が40.6%減少した。ハンファケミカルは太陽光事業を営んでいるが、太陽光の業況が低迷したことから株価も下げ幅が大きかった。さらにハンファ生命も第3四半期の業績が市場の期待に満たないなど、同じ期間の株価は41.42%減少した。

    現代自動車グループは、自動車産業の危機が時価総額の規模を大きく低下させた。ユアンタ証券のパク・キヒョン研究員は、「現代自動車グループの中核的な現代自動車販売と生産の両方ともに鈍り、自動車産業に対する懸念はかなり大きい」と指摘した。さらにガバナンスの不確実性も問題として指摘される。現代自動車グループは第3四半期累計の営業利益が6兆3026億ウォンで、前年同期比で26.4%減少した。

    サムスングループは1年の間に時価総額は117兆4800億ウォン減少したが、このうちの相当部分はサムスン電子の時価総額の減少にともなうという分析が出た。サムスン電子は、半導体高点論難で1年のあいだに株価が23.3%減少した。一部ではサムスンバイオロジクスの故意粉飾会計問題とガバナンスの問題がからまり、グループの時価総額に影響を及ぼした可能性にも言及された。サムスンバイオロジクスは取引停止されたうえ、サムスン物産の株価が28%をこえて悪化したためだ。
  • 毎日経済_チョン・スルギ記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2018-11-26 20:20:55